今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した中日・吉見一起投手(34)が、権利の行使を視野に入れていることが14日、分かった。近い関係者に「年齢的にもラストチャンス。他球団がどういう評価をしているのかを聞いてみたい」と話しており、かつてのエースが移籍する可能性も浮上した。
吉見は今季、20試合で5勝7敗。「大きなけがもなく、ほぼシーズンを通して投げられたのは収穫」と、5月上旬から先発ローテを守ったことに手応えを感じている。他球団の編成担当者も「打線の援護があれば、もっと白星を伸ばせたはず」と見ている。
吉見は右肘じん帯の再建術など、度重なる手術を許可した中日に恩義を感じており、あくまで残留が基本線。だが契約年数など条件面で折り合わなければ、権利を行使した上で、中日が認める宣言残留か移籍も検討することになる。
今オフのFA戦線で「投の目玉」とされるオリックス・西の動向次第では、獲得に失敗した球団が「吉見獲り」にシフトする可能性もある。就任が決まった与田新監督にとっても、流出なら大きなダメージ。黄金期を支えたエースは宣言期限の11月中旬まで熟考する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000298-sph-base
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