◆イースタン・リーグ ロッテ1―3巨人(31日・ZOZOマリン)
巨人・山口俊投手(31)がリリーフに配置転換され、新守護神候補としての調整に入ったことが31日、分かった。移籍2年目の今季は開幕から先発としてフル回転。現在はリフレッシュのため出場選手登録を抹消中だが、
この日のイースタン・ロッテ戦(ZOZO)で8回から救援登板。2軍合流後、初実戦で1イニングを投げた。DeNA時代にストッパーの経験豊富な右腕が、ブルペンの救世主となる。
力強い速球がコースに決まった。イースタン・ロッテ戦の8回2死二塁。山口俊は高浜を148キロ直球で見逃し三振に抑えた。1、2軍通して公式戦4年ぶりのリリーフ登板で1回1失点。「悪くはないと思います」と手応えを口にした。
8月24日に登録抹消。2軍合流後初実戦は、先発調整ではなかった。1軍首脳陣は山口俊の配置転換を決めたもようで、それを踏まえて3点リードの終盤に1イニング限定でマウンドに上がった。
この日は敵地だったため、9回裏の相手の攻撃がない可能性も考慮して8回の登板となったが、実質ストッパーの予行演習ともいえる起用だった。
チームはマシソン、カミネロが、ともにけがの治療のため渡米して今季絶望となった。1軍の勝ち試合は上原、沢村、アダメスらがいるが、層が厚いとはいえない苦しい状況だ。そこで山口俊に白羽の矢が立った。
DeNA時代の12年に史上最年少の25歳1か月で通算100セーブを達成。14年途中に先発転向後はリリーフ登板なしだが、通算111セーブの実績と経験がある。
今季は開幕から菅野とともに先発の柱としてフル回転して8勝8敗、12球団最多タイ6完投、防御率3・87。7月27日の中日戦(東京D)でノーヒットノーランを達成したが、それ以降4登板白星がなく、2軍調整となった。
前回の1軍登板から中7日のこの日、バッテリーを組んだ捕手の岸田は「直球とスライダーがメチャクチャ良かったです」と1イニング限定となった右腕の球のキレに目を丸くした。ピンチの場面で空振りを奪えるフォークも兼ね備え、適性は十分だ。
もともとスタミナは豊富。連投や回またぎを任せられる点も心強い。順調に調整が進めば、再登録可能な最短10日間の抹消期間を経て、4日のDeNA戦(金沢)から1軍合流の可能性もある。シーズンは最終盤。1つでも上の順位を目指して、新ストッパー・山口俊でラストスパートする。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000035-sph-base
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