巨人の橋本到外野手(28)が楽天に金銭トレードで移籍することが2日、発表された。プロ10年目の今季は度重なる下半身の故障もあり6年ぶりに1軍出場なし。2軍公式戦も16試合の出場にとどまっていた。10月6日のファーム日本選手権・阪神戦(宮崎)では「3番・右翼」で出場して3安打を放ち優秀選手賞を受賞。
秋季宮崎キャンプのメンバーから外れ、G球場に残留して練習していたが、外野手の層を厚くしたい楽天の要望もあり、電撃トレードでの移籍が決まった。橋本到は球団を通じ「10年間お世話になりました。指導者、選手、スタッフに恵まれ、成長することができました。
一軍で結果を出すことができず悔しい思いもありますが、生まれ故郷でプレーするチャンスを与えてくれた巨人と楽天の両球団には感謝しています。新天地では、自分の持ち味を発揮し、チームに貢献できるよう頑張ります」とコメントした。
橋本到は仙台育英高から08年ドラフト4位で巨人入団。同期1位入団の大田泰示外野手(現日本ハム)とともにファームの強化指定選手に指名され、1年目は2軍で実戦経験を積んだ。
プロ2年目の2010年に1軍デビューすると、翌11年の横浜戦(富山)で山口俊(現巨人)からプロ初安打を記録。6年目の2014年は103試合出場、402打席、351打数90安打、打率2割5分6厘、4本塁打、35打点、11盗塁という成績を残した。
近年は故障もあって思うような成績を残すことはできなかったが、楽天はパンチ力のある打撃、強肩と堅守を高く評価しているという。母校の仙台育英高は楽天の本拠地・楽天生命パークのすぐ近く。10年間在籍した巨人を離れ、故郷の宮城・仙台で再出発する。
◆橋本 到(はしもと・いたる)1990年4月28日、宮城県生まれ。28歳。仙台育英高では甲子園に3度出場。3年夏の初戦では三重・菰野高の西勇輝(現オリックス)から5打数5安打を記録してスカウトの注目を浴びた。
08年ドラフト4位で巨人入団。プロ通算393試合に出場して230安打、打率2割4分3厘、9本塁打、79打点。172センチ、78キロ。右投左打。今季年俸2900万円。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000123-sph-base
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