日本野球機構(NPB)は9日、楽天のジャフェット・アマダー内野手(31)がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため、同日から19年2月8日まで6か月の出場停止処分を科したと発表した。
利尿薬、隠蔽薬のクロルタリドンとフロセミドが検出された。NPBが同検査を本格導入した07年以降、違反の発覚は7年ぶり5人目。アマダーは意図的な摂取を否定している。楽天は再調査後に事実関係と処分内容を公表する予定だ。
楽天・安部井寛統括本部長(44)が日本ハム戦前に札幌Dで会見し「NPB並びにファンの皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
チームとして選手が摂取するサプリメントや薬についてはトレーナーに確認し、場合によってはNPBなどに問い合わせるようにしていた。だがアマダーが球団に報告していないものを口にした可能性もあり、
同本部長は「本人としっかり顔を合わせて話を聞きたいと思っております」と説明。摂取した経路も調査中で明らかになっておらず、今後確認していくという。
球団は再発防止のため、全選手、スタッフに聞き取り調査を行い、摂取する食品や飲料、薬などが違反に当たるかを確認することや、アンチドーピング講習を行うことなどを決めた。同本部長は「危機感を持って取り組んでいきたい」と話した。
アマダーは禁止薬物の意図的な摂取について否定。異議申し立ての有無や契約解除について明言を避けた。だが、過去に08年のゴンザレス(巨人)、リオス(ヤクルト)は即日解雇となった。今後の調査結果にもよるが、国際的にアンチドーピングへの取り組みは本格的とあって、解雇は避けられなさそうだ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180810-00000058-sph-base
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