大阪桐蔭が史上初2度目の甲子園春夏連覇を成し遂げたのもつかの間、3日から開幕するアジア大会に向け、よりすぐりの選手たちが招集され日本代表が結成された。しかしながら、100回記念大会、素晴らしい選手は他にもたくさんいた。という事で、U18日本代表メンバー以外で今大会のかみじょうたけしベストナインを発表したいと思う。
【投手】西純也(創志学園)
創成館戦では2年生初の16奪三振無四球完封。最速150キロのストレートと消えるスライダーは一級品。下関国際戦は制球が乱れたが、被安打3に抑える力はさすが。
ピッチャーとしてはオススメできないが、最終回に送りバントで一塁にヘッドスライディングする闘志、勝利への執念にはグッときた。ピッチャーという生き物にとって一番大事な部分を持った選手。目指せ田中将大だ。
【捕手】山田将義(二松学舎大付)
浦和学院戦でみせた強肩はすごかった。ピッチャー前に転がるバントをピッチャーより早くつかみ、セカンドへの矢のような送球でアウトにしたかと思えば次の回には涼しい顔で盗塁阻止。まだ1年生という怪物に一票。
【一塁手】野村佑希(花咲徳栄)
夏連覇はならなかったがプレッシャーがかかる中での2試合で2本のホームラン6打点の勝負強さはさすが。185センチ90キロと将来楽しみな選手。
【二塁手】矢野功一郎(済美)
中央学院戦で4の4。ホームランが出ればサイクル安打だなぁと思ってたら、次の星稜戦タイブレークの延長13回に史上初逆転サヨナラ満塁ホームランを放つ大活躍。
トップの位置からボールをとらえるまでの時間がゆったりしているから、ボールをしっかり見る事ができ打ち損じが少ない。将来とんでもない安打製造機になる予感。
【三塁手】北村恵吾(近江)
智弁和歌山戦での2本のホームランに常葉大菊川戦では4の4、準々決勝で散りながら歴代6位の12打点は立派。バットに乗せる技術は大会ナンバーワン。岡本和真(巨人)を目指したい。
【遊撃手】首藤舜己(益田東)
158センチと今大会最も低い身長ながら、打っては3安打。特に前に来た三塁手の横を抜くプッシュバントは身体が小さな野球少年たちの夢だった。
守備でもショートから走って一塁ベースを踏みアウトにするのを初めて見せてもらったし、帰りには彼と中学時代にバッテリーを組んでいたという少年に声をかけてもらった。
かみじょう「甲子園が自分の庭みたいやったな?」
少年「ですね!だってアイツん家すぐそこですもん」
まさか自宅が甲子園から徒歩10分だったとは。
【外野手】宮崎仁斗(大阪桐蔭)
大阪桐蔭のリードオフマンとして打率・435、決勝戦の3ランは勝負を決定づけた。大阪大会準決勝の履正社戦、1点を追う九回2死走者なしからの四球。
さらに相手ピッチャーのモーションの大きさから、自分さえランナーに出れば、走ってクリーンアップに回せると、あの場面での冷静かつ的確な判断能力に脱帽。
【外野手】住谷湧也(近江)
全4試合で13打数10安打、打率・769で津久見の古閑憲生が持つ個人最高打率を30年ぶりに塗りかえた。足も速く、まだ2年生。秋からも要注目の選手である。
【外野手】松本渉(龍谷大平安)
打率こそ残せなかったが、際どい球をファウルにする技術や第2リードの取り方の上手さ、数字には出ない野球センスの高さを感じました。小さいながら身体の回転でスイングできるので打球も速く、さらに足も速い。その身体能力最高だぜー。
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さぁ、アジア大会が始まります。こんな素晴らしい選手たちとしのぎを削った日本代表のとんでもないプレーに酔いしれたいと思う。
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かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180902-00000080-dal-base
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