開会式で異常事態
岐阜県で8月1日開幕したボクシングのインターハイ。開会式の会場に、日本ボクシング連盟の山根明会長は現れなかった。
高級感漂う山根会長専用の椅子の出番はなく、変わって置かれたパイプ椅子も置かれたままの状態に。7月27日に333人からの告発を受けた渦中の山根会長が不在の中、開会式で代わりに挨拶に立ったのは、日本ボクシング連盟の吉森照夫副会長。
「山根会長が体調を崩してここにおられませんので、専務理事の吉森が代わって読ませていただきます」と発言した。
関係者によると、山根会長は体調を崩して入院したとみられるという。続いて挨拶をした岐阜県ボクシング連盟の四橋英児会長が、驚きの言葉を発した。
「ボクシング連盟が話題になっています。誠に恥ずかしい。恥ずかしい恥ずかしい思いをしています。あれが事実だとしたら、すぐに山根会長をはじめ周囲の皆さまに辞めていただきたい」ボクシング連盟をめぐる告発騒動は、前代未聞の事態に発展。
高校生の夢の舞台インターハイの開会式で、渦中の山根会長に対し、反対派の幹部が公然と辞任を要求したのだ。その時、吉森副会長は、壇上を鋭い視線で見つめていた。
権力示す新写真を入手…「接待の指示していない」
今大会のパンフレットに「役割こそ違うが、(選手と指導者は)あくまで対等であり、指導者側の価値観や考えで押し付ける指導法は好ましくありません」とコメントを寄せた山根会長。「選手が主役」をモットーに、2人の五輪メダリストを生むなど手腕を発揮してきた一方で、権力を見せつける場面も見られた。
2016年11月に愛媛県松前町で行われた全日本選手権では、会場の前にずらりと並んだダークスーツの一団に出迎えられたジャージ姿の山根会長の姿があった。
さらに、もう1枚の写真では、「Japan」と書かれたジャージを着た選手らしき男性たちまでもが、山根会長に深々と頭を下げていた。今大会でも、“おもてなしリスト”に沿った飲み物やお菓子が控室に用意されるなど、告発状にあった通りの過剰接待ぶり。
その告発状について、日本ボクシング連盟は8月1日、「一部事実と異なる点がある」として、ホームページにコメントを掲載した。
山根会長の接待については、「日本連盟がそのような指示をしたことはありません」と反論している。引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00010016-fnnprimev-spo
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