阪神でまたぞろ、「カネ」の話が目立ち始めた。
矢野監督が就任するや、球団は新体制をバックアップするため、20億円とも30億円ともいわれる補強費を投入するという。
その目玉が、今季国内FA権を取得したオリックスの西勇輝投手(27)。一部報道では西獲得に「4年20億円」級の条件を用意しているというが、
「通算74勝を挙げているとはいえ、今季は10勝13敗。大事な試合で勝ちきれず、エースの働きをしたともいえない。3億も4億も出す投手ではない。常にエースの仕事をする楽天・岸でさえ4年16億円。阪神はカネで争奪戦を制したいのだろう」
とは、パ球団の編成担当だ。
さらに今季FA権を取得する上本に対しても、3年程度の長期契約を提示するという。上本は通算10年で3回しか規定打席に到達していない。そんな選手に複数年契約を提示するのは異例だろう。
編成の全権を握っていた金本監督時代は、「超変革」のスローガンの下、大型補強よりも若手育成を重視してきた。しかし今オフは、ドラフト戦略に親会社の意向が反映されるなど、チーム編成はフロント主導に戻ったとみていい。
上本への残留交渉についても、金本監督時代の昨オフ、似たような立場にあった大和に対してはFA移籍やむなしのスタンスだったが、今年は違うようだ。
補強に大金をつぎ込むのは、悪いことではない。問題は「使い方」だ。大金に見合う価値がある選手ならともかく、そうではない選手への投資はむしろマイナス。戦力にならないばかりか、金本監督時代の育成の芽を摘み取ることにもなるからだ。
大金を投じてチーム力をそぐ、以前のような補強方針を危惧する関係者は少なくない――。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000024-nkgendai-base
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