FIFAが各賞を発表 「警告2枚」のスペイン受賞は妥当だが、“日本推し”の意見も…フランスの20年ぶり2度目の優勝でロシア・ワールドカップ(W杯)は幕を閉じ、決勝戦後の表彰式では各種タイトルが発表された。クロアチア代表MFルカ・モドリッチのゴールデンボール(大会最優秀選手)、
ベルギー代表GKティボー・クルトワのゴールデングローブ(大会最優秀GK)、フランス代表FWキリアン・ムバッペのベストヤングプレーヤー賞など納得の選出となった一方、フェアプレー賞についてはSNS上で“日本推し”の議論が出ている。
W杯の公式ツイッターアカウントでは、決勝戦後に各種表彰者を発表。その中にはチームでのフェアプレー賞を含まれており、ベスト16敗退に終わったスペイン代表が受賞した。それに対して日本人と思われる、あるアカウントが、英語でこのようにリプライしたことが発端となった。
「なんで? 日本はこの賞に値すると思うんだけど」
今大会の日本はファウル数を極力抑えたディフェンスで奮闘、ベルギー戦でも大熱戦を繰り広げた。またピッチ外ではサポーターや試合後の“キレイなロッカールーム”が話題となるなど、世界へ大きなインパクトを残した。それもあってか、ベルギー人と見られるアカウントなどからは「僕はこの賞は日本が有力候補だと思うよ」、「これは日本が100%ふさわしい」などポジティブな意見が出ていた。
逆にフェアプレー賞を受賞したスペインに対しては、警告数がDFジェラール・ピケとMFセルヒオ・ブスケッツの2枚だけだったこともあり、妥当な受賞とも言えるが、ツイッター上ではこのような皮肉が並んでいる。
「セルヒオ・ラモスがフェアプレーだって? この賞には日本が値するよ」
「なぜなら日本代表相手にセルヒオ・ラモスがプレーしていないからな」
「日本は本当にフェアプレーにのっとったチームだ。だけど(GKの)ダビド・デ・ヘアはライバル相手に“フリーゴール”を許したからな。また別次元のレベルのものだ」
ハードチャージが何かと物議を醸すDFセルヒオ・ラモス、今大会低調なパフォーマンスだったGKダビド・デ・ヘアがとばっちりを受けるような形になっている。
「“フェアプレー”でベスト16に進出できたのにね」との皮肉も
その一方で日本に対し、皮肉混じりでこのような意見もある。「なんでだろうね、日本は文字通り“フェアプレー”でベスト16に進出できたんだもんね」
これは、グループリーグ第3戦のポーランド戦での件を示しているのだろう。0-1とリードを許しながら、「フェアプレーポイント」の差で他会場で戦うセネガルを上回っていることを把握したチームは、残りの約10分間、リスク回避のパス回しを選択した。それについて「それはとても不愉快なものだったからなあ」と記したアカウントもある。
様々な意見が飛び交っているものの、“日本のプレーはフェア”という印象は世界に浸透しているようだ。
Football ZONE web編集部
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180716-00122296-soccermzw-socc
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