◆報知新聞社後援プロボクシング世界戦▽IBF世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 岩佐亮佑―TJ・ドヘニー(16日、東京・後楽園ホール)
IBF世界スーパーバンタム級3位で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(27)が、王者岩佐亮佑(28)=セレス=を破り、新王者となって歓喜に沸くTJドヘニー(31)=アイルランド=の元へ、
試合後、リングに“乱入”して次期対戦相手に名乗りを挙げたが、門前払いにされた。「次は俺とやろうぜ」と詰め寄ったが、ドヘニーに「俺の大事な瞬間を邪魔するな。出て行け!」と突き飛ばされた。
プロ6年目にして世界初挑戦だったドヘニーは、出身のアイルランドから母、婚約者、息子がかけつけた世界戦で岩佐との死闘を制して悲願の王座を奪取。
その瞬間をかみしめていた矢先のデリカシーのない亀田和の行動に「殴られなかっただけでも幸運だと思え」と激怒した。亀田和は門前払いにされ逆ギレしていたが、思いを正確に伝えられない不完全燃焼のまま会場を去った。
亀田和が次期指名挑戦者になる可能性もあり、ドヘニーへの挑戦の可能性はある。ドヘニーも試合後、「いつ、だれとでもやるよ。
俺のキャリアの中でも相手を選んだことはない」とやや気遣った。和毅の兄で、トレーナーを兼務する興毅(31)=ともに協栄=はドヘニー陣営に「正式に対戦交渉をする」と明言した。
和毅はWBA2位、WBC2位、WBO9位と上位世界ランカーでいずれも世界挑戦資格はあるものの、「全部断られてだれも受けてくれない。
亀田ってだけで、ふつうの倍のファイトマネーもふっかけられる」と興毅。「早く世界戦を決めてあげたいが難しいかも知れない」とも漏らしたが、新王者に印象だけは残したはずだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000247-sph-fight
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