体操女子の宮川紗江(18)が日本協会の一部幹部からパワーハラスメントを受けていたと主張した問題で、日本協会は30日、都内で「宮川選手提起によるパワハラ問題対策会議」を開催。約2時間半の会議を終え、二木英徳会長は「第三者委員会を立ち上げる」と、宮川からパワハラを訴えられた塚原光男副会長、妻で女子強化本部長の千恵子常務理事によるパワハラの有無の調査に乗り出すことを発表した。
また、塚原副会長がこの日の朝、テレビ局の取材に対して宮川の発言を「全部嘘」などとしたことについて、具志堅幸司副会長は「非常に残念な言葉。言うべきじゃない言葉だった」と険しい表情。宮川の告発については「18歳の少女が嘘をつくとは思わない」と話した。
元コーチの速見佑斗氏(34)が宮川への暴力行為により、無期限登録抹消などの処分を受けたことに端を発した今回の問題。宮川は前日の会見で協会の一部幹部からのパワハラを告発。速見氏に処分が下る前の7月15日、
塚原夫妻に「(速見氏に)暴力の話が出ている。あのコーチはダメ。だからあなたは伸びない。私なら速見の100倍教えられる」と詰問された宮川は、
暴力行為の証言を求められたが拒否。「先生を家族も信頼して一緒にやっていく」と答えると、「家族でどうかしている、宗教みたいだと高圧的に言われた。家族もコーチも否定され、おかしくなってしまいそうだった」と明かした。
コーチ、宮川ともに1年以上前に暴力行為があったことは認め、宮川は「暴力をしてしまったことは許されることではなかった」とする一方で、「いくらなんでも(処分が)重すぎる」、「体操女子を変えるには本部長が代わるとか、何か手を打つことを考えないといけないのかな」と訴えていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180830-00000121-spnannex-spo
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