「ヘッドコーチは誰になるんだ?」「村田さんがそのままってわけにはいかないだろう」巨人のチーム関係者も、ウの目タカの目だ。
原辰徳前監督(60)の再々登板が決まっている巨人。ネット上で喧々囂々の論争になっているのが、第3次政権の参謀役を誰が担うのか、ということである。
現職の村田真一ヘッド(54)は、以前から能力が疑問視されていた。高橋由伸監督(43)に請われる形でナンバー2の座に収まったものの、チームは4年連続のV逸。指導者経験のない指揮官を十分に補佐できず、チーム内外から批判にさらされている。
「村田は竹を割ったような性格で、現役時代から兄貴分タイプ。人望はあるものの、お世辞にも参謀役というタイプではない。由伸にとっては、野球理論より精神論という村田がヘッドを担ったのが最大の不幸だったかもしれない。本人が望んだこととはいえ、それを認めた球団の最大の人選ミスだと思う」
と、手厳しいのは古株の巨人OB。本来なら、由伸監督と一蓮托生、責任をとって辞任という流れになるところだが、次期監督に内定しているのが原前監督である。
村田ヘッドは原派の番頭格。ファンもそれを知っているからこそ、「残留だけは勘弁してくれ」「あり得ないけど、そうなりそう」との書き込みが続いているのだ。
「村田さんが残るにしても、ヘッドコーチというのはないと思う。バッテリコーチとか、二軍監督とか、そういうところへ配置転換せざるを得ないでしょう。で、ヘッドの後任ですが、球団周辺では江川(卓=63)さんじゃないか、という声が聞こえ始めている。
江川さんと原監督は現役時代からツーカーの仲。原監督の第2次政権でも江川ヘッドという話は出た。
そもそも今回の原監督の再々登板には、疑問の声がある。引退させてまで後を継がせた由伸監督が3年で辞め、あろうことか自分がその後釜に収まるという構図ですから、
それも仕方がない。これで村田コーチや斎藤投手コーチら原派の人間がチームに残るとなれば新鮮味も何もない。江川ヘッド誕生なら、話題性があって原第3次政権への批判も拡大しない、と特に日本テレビサイドからそんな話が聞こえてきています」(巨人関係者)
原次期監督は第2次政権の2011年オフ、岡崎ヘッドコーチの続投を決めた球団人事に反発。読売グループ本社の渡辺会長に「江川ヘッド」案を直談判し、
これが読売本社を巻き込む「清武の乱」の引き金を引いた。当時、「原監督が直接話をして、江川さんからヘッド就任の内諾を得ていた」と伝えられたものだが、あれから7年、「幻の江川ヘッド」が実現するか。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000016-nkgendai-base
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