体操の2016年リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川紗江(18)が日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)や塚原光男副会長(70)からパワハラを受けたと告発した問題が多方面に“拡散”中だ。日本協会は7日、弁護士5人による第三者委員会を設置し、10日から調査が始まると発表した。当初は10月25日開幕の世界選手権(ドーハ)までに調査の完了を目指すとしていたが、第三者委員会の岩井重一委員長は
「1か月半、2か月かかることもあり得る」と期限を設定しない意向。調査中、塚原強化本部長を暫定的に役職から外すことについて、山本宜史専務理事は「そういうことを含めていろんなことを検討しないといけない」と話した。
宮川は8月29日、指導中に暴力を振るった速見佑斗コーチ(34)が協会に無期限の登録抹消処分を科された問題で会見してパワハラを受けたと主張。
世界選手権の代表候補を辞退する意向を示した。宮川は7日、塚原夫妻に対し「(調査に当たる)第三者委員会で、しっかりと真実を話してもらいたい」と語った。
一方、塚原夫妻はこの日、一部報道について代理人を通じてコメントを発表。その中で「特定の体操関係者がコメンテーターとしてメディアに連日出演し、
多くの誤った事実等を伝えていると感じておりますが、頑張っている選手たちに迷惑をかける行為であり、決して許されるものではないと考えています」(一部抜粋)と苦言を呈した。
今回の問題についてテレビ番組などで、見解を発信するロサンゼルス五輪金メダルの森末慎二氏(61)とバルセロナ五輪銀メダルの池谷幸雄氏(47)を指しているものなのか。すでに暴力問題からパワハラ告発など、騒動がさらなる広がりを見せる中、体操界の迷走は続きそうだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180908-00000022-tospoweb-spo
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