日本ボクシング連盟による不正疑惑問題について、WBA世界ミドル級王者で12年ロンドン五輪男子同級金メダリストの村田諒太(32)=帝拳=が4日、自身のフェイスブックを更新し、
計12項目に上る連盟の不正を告発した都道府県連盟幹部や元選手ら関係者333人の有志でつくる「日本ボクシングを再興する会」を支持する考えを表明した。
そして、7月30日までに更新した自身のフェイスブック上で日本連盟を批判したことに対して同連盟の山根明会長(78)が不快感をあらわにしたことについて、フェイスブック上で「何一つ気にしていない」との考えを示した。
アマチュアとプロで世界を獲った男が“大人の対応”を見せた。村田はこの日、千葉県成田市内で行っていた一週間のキャンプを終了。フェイスブック上で報告するとともに、アマチュアボクシング界の騒動に対する考えをつづった。
村田は先月、「日本ボクシングを再興する会」に不正行為を告発されている日本連盟の問題について「そろそろ潔く辞めましょう。悪しき古き人間達」などと、山根会長らの退陣要求と取れるコメントを掲載。このことに、山根会長はテレビ番組で「生意気だよ」などと批判していた。
村田はまず「何一つ気にしていないので大丈夫です」と強調。同会を支持しているものの、メンバーではないと断った上で「現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるように、願うところはそれだけです」との発信の意図を説明した。
また、山根会長が「一人でメダル取れる力はありません」などと、金メダル獲得に自身が関与したことをほのめかしたことにも「一緒に戦ったコーチ、選手達は、全てを知っていますので、それで良いのです」と冷静に対応した。
さらに「世界選手権の銀メダル(これも日本初だし、未だに誰も獲得してない、自慢!笑)こそ、僕のアマチュア時代に残した一番の誇りですし、五輪は世界選手権の決勝で負けた相手が1回戦で負け、当たらなかったので、ラッキーでしたから。
何故、メディアが注目しない、世界選手権のことは自分のおかげと言わず、五輪に拘っていらっしゃるのか、理由は明白だと思います。ですので、どうぞご自由に言ってください。笑」などとコメント。明るい文面で争う考えはないことを示した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00000004-dal-spo
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