テニスの全米オープンで優勝し、日本勢として初の4大大会シングルス制覇を果たした大坂なおみ(20)=日清食品=が13日、帰国した。早朝に羽田空港に到着すると、会見、日産とのスポンサー契約発表と大忙し。英タイムズ紙は、大坂がアディダス社と年間650万ポンド(約9億4486万円)で契約更新すると報じた。
本人は、会見で20年東京五輪の金メダルを改めて目標に掲げるとともに、年内の世界ランキング「トップ5」入りを狙うことも宣言。国内外でまだまだフィーバーは続きそうだ。
全米女王の大坂にふさわしい大型契約が準備された。英タイムズ紙によると、ウェア、シューズを提供するアディダス社は1年650万ポンド(約9億4486万円)で契約を更新し近日中に発表するという。
今年12月で切れる契約は数十万ドル(数千万円)だったとされ争奪戦を予想する米メディアもあったが、同社が全米優勝賞金の380万ドル(約4億2180万円)のほぼ倍額を提示し、契約を“死守”したようだ。
この契約に、今年の賞金額約6億4300万円を上乗せすると、米経済誌フォーブスが発表した高収入女子アスリート番付(17年6月~18年6月)で2位だった同じテニスのC・ウォズニアッキ(約14億4300万円)を抜き去る額に相当する。
今後の成績と新たな契約次第では、同番付トップで、スポンサー契約料だけで約19億8000万円稼ぐセリーナ・ウィリアムズに迫る勢いだ。
同社と契約する女子テニス選手は世界ランク2位のウォズニアッキ、同3位のA・ケルバーらがいるが、大坂は契約額で上回り、トップになったとみられる。
この日は帰国会見に引き続き、スポンサー契約を結んだ日産自動車の横浜本社でイベントに登場した。星野朝子専務執行役員に「GT―Rが好き」と以前にショールームを訪れ気に入った1000万円以上する高級スポーツカーをおねだり。
星野専務も「わ、分かりました。贈りましょう」とやや驚きながら答えた。要望を聞き練習拠点のある米フロリダ州で乗れる仕様に整えられる。
サーブと同じく運転がアグレッシブと聞いたという質問には「そんなことないよ」と否定。入手が待ち遠しいのか、展示車両に米国では運転席サイドに当たる左側から乗り足回りを入念にチェックするなどして楽しんでいた。
生涯獲得賞金では、ここまでで703万ドル(約7億8000万円)に到達。今季中の杉山愛の持つ日本女子歴代最高812万ドル(約9億円)超えも夢ではない。
賞金の使い道を「自分にお金を使うタイプではないので、家族が幸せなら私も幸せ」と謙虚に話していた大坂。過熱する周囲に惑わされず過ごす。
◆アディダス社と高額契約するアスリート
サッカー界ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(31)が1000万ドル(約11億1000万円)。
NBAではミネソタ・ティンバーウルブズのデリック・ローズ(29)が年間1400万ドル(約15億5400万円)で契約している。
また、日本サッカー協会はアディダス・ジャパン社と15年4月から8年総額170億円(年間21億2500万円)のオフィシャルサプライヤー契約を結んでいる。(金額はすべて推定)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000020-sph-spo
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