テニスの全米オープンの女子シングルス決勝がニューヨークで行われ、大坂なおみ(20、日清食品)がグランドスラム23度制覇を誇る“レジャンド”セリーナ・ウィリアムズ(36、アメリカ)を2-0のストレートで下して男女を通じて日本人史上初のグランドスラム優勝を果たした。ウィリアムズが受けたペナルティと猛抗議が話題となった決勝戦となってしまったが、大坂なおみの快挙を海外メディアはどう報じたのか?
英国のBBCは、「20歳の大坂が、試合中のウィリアムズへの警告、罰則などの論議を巻き起こす試合の中、自分のテニスに集中し日本選手として初めてグランドスラムで優勝した」と報じた。
試合の展開や優勝セレモニーでの様子を伝える中で、テニス関係者がソーシャルメディアに掲載したいくつかのコメントを紹介した。
元全仏オープン覇者でセビリア人のアナ・イバノビッチは「なんと素晴らしい大坂のプレーぶりだろう! ! とても力強く、落ち着いていた。そしてセリーナも何て(素晴らしい)チャンピオンだろう!」と、決勝まで勝ち残った両選手を讃えた。
英国の元ナンバー1選手だったグレグ・ルーゼドスキーは、「女子テニスに新しいスターが誕生した! なんという大坂のプレーぶりだ。
彼女は、ウィリアムズと1対1でやり合った。すべての(記事の)見出しは残念ながら、あのペナルティと主審という1点についてになるだろうが、我々は、大坂の信じられないプレーぶりを覚えておくべきだ」と大坂のテニスを讃えた。
スポーツイラストレイテッド誌は「セリーナの審判論争は、大坂の偉業、当然の勝利を覆い隠すべきでない」との見出しを取り、大坂の優勝に焦点を合わせる記事を掲載した。
「大坂は、子供の時から彼女のアイドルのウィリアムズとプレーし、グランドスラムの決勝で勝つことを夢見てきた。この土曜日に6-2、6-4でウィリアムズを下し、彼女の初のメジャータイトルとなる全米オープンで優勝を遂げた」と報じた。
さらに主審の判定問題、ウィリアムズの暴言、ブーイングなどの大騒動があったが、「この試合がフェアであろうとアンフェアであろうと、近年のグランドスラムで見せた最も印象深い大坂の快進撃を忘れるべきではない。
大坂はトーナメントを通じて、わずか34ゲーム、1セットしか落とさず、そして決勝ではアウェーとなっていた試合に勝利した。この土曜日は、彼女が正真正銘のスターになった瞬間として記憶されるだろう」と大坂を讃えた。
記事は、ウィリアムズが表彰式で、ブーイングを飛ばす観客に「彼女はグランドスラムにふさわしい試合をした。ブーイングはやめましょう」と、大坂の優勝を称えることを求めたことを紹介。
「数分後、ウィリアムズが横に立つ中、大坂は優勝トロフィーを掲げ、そっと微笑んだ。それが、彼女のための瞬間だった」と、セレモニーでの、ほほえましい様子を綴って締めくくった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180909-00000002-wordleafs-spo
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