今季の「驚き」と「失望」、大谷は「パワーを左中間方向に見せつけている」
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)の敵地アストロズ戦で右肘靭帯損傷から投手として先発復帰を果たす。二刀流“完全復活”を前に、米メディアでは今季メジャー最大の「驚き」と「失望」を格付け。
15本塁打を記録するなど圧倒的なパワーを見せる大谷の打撃が「驚き」に選出される一方、故障で今季絶望となったカブスのダルビッシュ有投手ら昨オフのフリーエージェント(FA)選手が「失望」に選ばれた。
「2018年、MLB最大の驚きと失望」と特集したのはESPN。終盤戦を迎えたMLBでは今シーズン、様々なトピックが起こったが、大谷の打撃も「サプライズ」に選出されている。
寸評では「この男の長打率は.547(日本時間1日時点では.540)だ。巨大なパワーを左中間方向に見せつけている。そして、打撃は彼の2番目の才能なのだ」と称賛。
本拠地エンゼルスタジアムの構造上、最も深いセンター方向と左中間に「ビッグフライ」を連発するパワーはそれだけで驚異的だが、100マイル(約161キロ)の剛速球と宝刀スプリットを操る投手こそが二刀流の男の“最大の才能”と高く評価している。
一方、落胆の中には今季開幕前にFAだった大物選手たちが選出されている。昨オフの11人の大物FAの中で、活躍しているのはレッドソックスのJ・D・マルティネス外野手とブルワーズのロレンゾ・ケーン外野手、フィリーズのジェイク・アリエッタ投手の3人のみだというのだ。
昨オフのFA選手が「失望」に選出「多くは活躍していない」
様々な指標を総合して、ある選手が走攻守の全てを合わせて、どれだけ勝利に貢献したかを評価するセイバーメトリクスの指標の1つ「WAR(Wins Above Replacement)」で選手の今季の貢献度を分析。
右肘の故障で今シーズン中の復帰が絶望的となったダルビッシュはWAR「-0.1」という厳しい数字となっている。記事によると、メッツのジェイ・ブルース外野手の「-0.8」に続く、ワースト2位タイの数字だ。
寸評では「冬の間、ずっとオーナーはフリーエージェントに大金を投じないという怨嗟の声が溢れていた。共謀が存在すると多くの人間が大声を上げていた。最終的にはビッグネームは大金を手に入れた。しかし、多くは活躍していない。ケガか両方か」と厳しい視線を送っている。
カブスと6年1億2600万ドル(約140億円)の大型契約を結んだダルビッシュ、そして当初はマイナー契約でエンゼルスに加入した大谷は今季の目玉と期待されていた。しかし、今季については、明暗が分かれてしまった様子だ。
Full-Count編集部
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00193887-fullcount-base
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