パワーとスピードで存在感、走塁は「我々にとってとても重要」
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地タイガース戦で4打数2安打3打点2得点1四球1盗塁と大暴れし、11-5での勝利に大きく貢献した。
「3番・DH」で出場し、2点を追う初回に左中間最深部へと運ぶ逆転12号3ランをマーク。2回には内野安打で出塁して二盗を決め、6回には四球から暴投と外野フライ2つで生還するなど、走塁でも存在感を見せた。マイク・ソーシア監督もその圧倒的なパワーとスピードを称えている。
初回に2点を先制されたエンゼルス。直後に飛び出した大谷の逆転弾で流れをぐっと引き寄せた。左中間へ、右打者のような打球で411フィート(約125メートル)も飛ばす豪快弾。ソーシア監督も、
逆方向へのホームランについて「クリーブランド(インディアンス戦)でも打ったし、今日ここでも打った。彼にはパワーがある。マイク(トラウト)にも言えることが、それは元々生まれ持った才能だ」と脱帽した。
さらに、アップトンの2ランで4点差に広げた直後の6回には四球で出塁すると、暴投で二塁へ。プホルスの右飛でタッチアップして三塁に進み、シモンズの左飛で再びスタートを切って生還。足で貴重な追加点をもぎ取った。
これについても指揮官は脱帽。「状況をよく見た素晴らしいプレーだ。進塁できるのか、タッチアップできるのかどうかという直感を働かせなければならない」
と大谷の判断を高く評価した上で「アルバート(プホルス)は十分な深さの打球を打っていたし、ショウヘイは良いタッチアップをして悠々と三塁まで到達していた。
ショウヘイは非常にうまい走塁をしている。とてもアグレッシブだ。我々にとってとても重要なこと」と話した。そのスピードはまさにエンゼルスの大きな武器となっている。
2回には二盗を決めた直後にプホルスの遊ゴロで三塁を狙い、タッチアウトになった場面もあった。もっとも、これもアグレッシブな姿勢があったからこそ。
大谷本人は試合後に「難しい打球なので、無理をしない判断なら僕が二塁に残る選択肢もあると思うんですけど、
1アウト三塁になるのかならないのかは大きな違い」と説明し、次のバッターの精神面にも大きな影響があるとして、
「コーチとも話したんですけど、正しい判断だったということと、相手のプレーがよかったということでした」と明かしている。
「積極的な走塁もチームのプラスになると思う」とも話した大谷。この先もパワーに加えてスピードでチームに大きく貢献しそうだ。
盆子原浩二 / Koji Bonkobara
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00175065-fullcount-base
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