監督交代を決めた巨人は、新監督を支える球団内部の刷新も図る。山口オーナーは「フロントの体制も今後改めていきたい。GMも含めて。ジャイアンツが危機的状況にあるという認識は持っている」と、鹿取義隆GM(61)を解任する意向を示した。
鹿取GMは昨年、球団ワーストを更新する13連敗の直後の6月13日に就任。成績不振の責任を取って辞任した堤辰佳前GMの後を受けて、編成部門のトップに就いた。
シーズン前半戦中では異例のGM交代劇だった。今季からは敵軍の戦力分析などを行うスコアラー室長も兼務している。
今季の成績不振について山口オーナーは「監督一人のせいではない。我々としては戦力面で監督に対して十分なバックアップができていなかった」と説明。
補強が機能しなかったことも低迷の要因とした。昨オフは中日で本塁打王に輝いたゲレーロ、西武で4年ぶり2桁11勝を挙げた野上を獲得したが、両選手とも振るわなかった。
新4番として期待したゲレーロは、打率・245、15本塁打。不振のため6月中旬から約2カ月間も2軍暮らしが続いた。現在は1軍だが、ほとんどがベンチスタートだ。
先発陣の軸として期待された野上は、今季4勝止まり。開幕ローテーションに入るも、5月下旬に2軍降格。7月中旬の再昇格後はリリーフに回ったが、主に敗戦処理を務めている。
山口オーナーは「フロントとチームが一体となって立て直せる体制をつくらないといけない。なるべく早めに固めていきたい」と話す。監督交代を受けて、コーチ陣も多くの入れ替えが必至。激動のオフとなる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000072-spnannex-base
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