巨人の重信慎之介(25)がパワーアップしている。14日のヤクルト戦に「1番・中堅」で先発。右中間に三塁打を放つなど3安打1得点で1番打者の役割を果たした。
外野陣はゲレーロの離脱や長野のコンディション不良などで出番が巡ってきた。7月下旬からスタメン出場が続いている。
ドラフト2位で入団して3年目。50メートル5秒7の俊足は球界トップクラスだが、非力な打撃が課題だった。この2年はほとんど代走要員のような使われ方だった。
さるチーム関係者がこう言う。
「スカウト間では、視察したアマチュアの試合で足が速い選手がいると、『打てるの? 重信みたいに足だけの選手はもういらないよ』と例えられることがよくある。本人だって打撃が課題だと分かっている。だから、食事とトレーニングで筋肉増量。
早大の先輩・青木の腰を落とした打撃フォームを取り入れ、足だけの非力な選手からの脱却を試みています」
パワーがつき、青木打法がはまったことで打球が速くなり、長打も飛び出すようになった。打率は.366と好調をキープしている。
試合は4点ビハインドの八回に7安打を集中し、逆転に成功したものの、九回に登板したアダメスが川端に右越え二塁打を打たれ、逆転サヨナラ負け。
重信は試合後、「チャンスで打ちたかった。それだけです。(五、八回)両方とも得点圏で凡退してしまったので……。そこが課題です」と3安打より凡退した2打席を嘆き、球場を後にした。
センターで左打者は、オフのFA戦線の目玉である広島・丸と同じ。重信がこのままチームを牽引できれば、「重信がいるから丸の獲得は見送ろう」と補強にストップがかかる、かもしれない。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180815-00000015-nkgendai-base
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