巨人の高橋由伸監督(43)が3日、公式戦終了を待たず、辞任を決断した。2016年の就任から3年間、結果として広島に独走を許し、1度も優勝できなかった。球団首脳は続投の方向性を示していたが、2年連続でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃す事態が懸念されるほどの低迷に、常勝を誇った伝統球団の顔として責任を取る意思を固めた。
山口オーナーは、9月12日のオーナー会議の際、「十分にチームを整えて、腕を振るってもらいたい」と続投に前向きな発言をしていたが、その後の試合で5勝7敗で12年ぶりのシーズン負け越しが決定。2年連続で4位以下となれば球団史上2度目の屈辱となる。
◆巨人・由伸監督の3年間
▽15年10月 原監督が辞任。これを受け、18年間に及んだ現役を引退し、巨人軍の第18代監督に就任。
▽16年(71勝69敗3分け 2位)
監督就任初年で開幕4連勝。序盤は首位を走ったが、5月下旬に7連敗。優勝した広島に17・5ゲーム差をつけられ、CS第1SでDeNAに敗退。▽17年(72勝68敗3分け 4位)
交流戦途中までに球団史上ワーストの13連敗。11年ぶりのBクラスに沈んだ。菅野が最多勝、防御率の2冠で孤軍奮闘したが、若手の台頭が乏しかった。▽18年(65勝71敗5分け)
4番に据えた岡本が30発を放つなど、吉川尚、重信、メルセデスら若手が躍動。10年ぶりに復帰した上原らベテランも奮闘したが、相次ぐ主力の故障が痛かった。▽10月3日 今季限りでの辞任を発表。
◆高橋 由伸(たかはし・よしのぶ)1975年4月3日、千葉県生まれ。43歳。桐蔭学園、慶大を経て97年、巨人を逆指名してドラフト1位で入団。
98年から6年連続ゴールデン・グラブ賞。2004年アテネ五輪出場。15年は選手兼任打撃コーチを務め、16年から監督に就任した。今年が3年目。180センチ、87キロ。右投左打。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00010002-spht-base
みんなのコメント