巨人移籍・丸への風当たりにＦＡ移籍の先輩村田コーチがモノ申す→何も悪いことはしていません。

巨人に広島からＦＡ移籍した丸佳浩外野手（２９）が１２日、ジャイアンツ球場などの施設見学を行い、阿部らとあいさつを交わした。いよいよ移籍した実感を深めたようだが、周囲は相変わらず騒がしい。

大型契約、同一リーグへの移籍で、一部から猛烈なバッシングにもさらされている。そんな状況に、かつて横浜（現ＤｅＮＡ）から巨人入りした村田修一ファーム打撃コーチ（３７）が“緊急提言”だ。

前日１１日の入団会見から一夜明けたこの日、丸はスーツ姿でＧ球場を訪れ、球団職員の案内を受けながら施設内を見学。気にかけていた練習環境を自分の目で確認し、室内練習場では自主トレ中だった阿部や選手、スタッフに丁寧にあいさつした。

丸は充実した設備に「本当に心置きなく練習ができる環境だったので、早くここでいろいろと動きたいなと思います」とウズウズした様子で「徐々に徐々に『あ、ジャイアンツの選手になったんだ』っていうふうに思ってきました」と思いを強めた。

ただ、久々の巨額契約やライバル球団への移籍などの状況が重なり、一部で丸への誹謗中傷が飛び交っている。この状況に理解を求めたのが、村田コーチだ。同コーチもセ・リーグ内でＦＡ移籍し、古巣ファンから大ブーイングを浴びせられた。

村田コーチは丸の近況について「けっこう“きつい応援”をされている方が多いので、どうかなと思っています」と語ると

「丸は広島が３連覇できるまでのチームに引き上げ、また新たな自分の目標に向かってＦＡで出てきた。丸が広島を支えたのは事実だし、その一部の方たちも認めてほしいところ。

『丸が出て行っても大丈夫だ』ぐらいの大きな器でいてほしいと思いますね。ちょっと激しすぎるかもしれないですね」と物言いをつけた。

ただでさえ、ＦＡ移籍した選手への風当たりは強まる傾向にある。そうした風潮にも同コーチは「どうしても裏切り者的な扱いになってしまう。

応援されている方たちにも、ＦＡのような権利があってヘッドハンティングされたら、行く選択肢もあると思うんですよ。全員が行かない選択をすることはないと思う」と首をかしげる。

さらには「じゃあ、海外に行けばいいのか？という話になってくる。夢を追って海外に行くのはＯＫで、日本球界で夢を追いかけて他球団に行ってはダメなのか」とも。

そして、最後にこう続けた。

「過激になりすぎて野球からファンが離れていくのも困りますし。再来年には東京五輪もある。またその次の五輪でも野球が続くような大会にしないといけない。そこで移籍してモメているような小さな世界を海外に見せるのは情けない話じゃないかな」

この日は、やや緊張ぎみの丸に自ら「コーチの村田です」と切り出して笑いを誘い「分からないことがあったら何でも聞いてくれ」と手を差し伸べた。丸にとって心強い存在となるのは間違いないが、村田コーチの率直な言葉の数々で風向きは変わるのか――。

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000046-tospoweb-base

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