1日のソフトバンク戦、延長十回に中崎が柳田にサヨナラ本塁打を浴びて3連敗。崖っぷちに追い込まれた。
ここにきて動けなくなった。前日まで4回連続で盗塁失敗し、この日の二回は、2死一、二塁から野間の右前打で二走の安部が本塁憤死。盗塁企図は一度もなかった。
チャンスがなかったわけではない。同点で迎えた九回1死、田中が右前打で出塁。迎えるは菊池。シーズン中なら、盗塁やエンドランを仕掛けてもおかしくない場面だ。ここしかないというシチュエーションで、緒方監督が厳しい表情で選択した作戦はバント。
菊池が決め、二塁へ進めたものの、丸が倒れて無得点。足にスランプはないというが、盗塁はおろか、エンドランも仕掛けられないのだから、消極采配というほかない。
広島最大の武器は足技。リーグトップの95盗塁もさることながら、塁上でも相手バッテリーに圧力をかける。それがペナントレースでは圧倒的な得点力につながった。
緒方監督は試合後、イライラを抑えるように「一戦一戦やるだけ。明日コンディションを整え、広島に帰って戦う」と言葉を絞り出した。らしさが消えたカープに、苦境をひっくり返す力があるのか。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000025-nkgendai-base
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