◇チーム改善報告書で認める
日本大が関東学生アメリカンフットボール連盟に提出したチーム改善報告書で、悪質タックルは内田正人前監督(62)に責任があると認めていたことが24日、関係者への取材で明らかになった。
5月6日の関西学院大との定期戦以降、日大が責任の所在を明確にしたのは初めて。これまで日大は「選手の受け止め方との乖離(かいり)」などと曖昧にしていた。
日大が設置した第三者委員会(委員長、勝丸充啓弁護士)は6月29日に公表した中間報告書で悪質タックルをした選手に内田氏が「やらなきゃ意味ないよ」と指示したと認定した。これを受けて作成された日大の改善報告書は、
第三者委の事実認定を「真実として尊重する」と内田氏の責任を認めた。そのうえで悪質タックルが起きた原因として、内田氏による勝利至上主義や、内田氏を含めた指導者らのルール順守や暴力への批判に対する意識が鈍かったことなどを挙げた。
また、内田氏が大学常務理事の要職を兼任して強大な権力を握っていたことから、具体的な再発防止策として、大学運営を担う常務理事や学長らの運動部の部長や監督、コーチなどの兼職を認めないことを盛り込んだ。
日大は17日、関東学連に改善報告書を提出すると同時に監督候補として立命館大元コーチの橋詰功氏(54)を報告した。関東学連は報告書の公表を認めていないが、要望のあった1部リーグ15校の監督会に対し、24日に内容を示した。【田原和宏、村上正】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00000008-mai-spo
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