日本代表の次期監督候補に、元イタリア代表監督のロベルト・ドナドーニ氏が挙げられている。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が6日付で報じた。
4月から日本代表監督に就任した西野朗監督は、ロシア・ワールドカップで下馬評を覆し、ベスト16へとチームを導いた。しかし日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は5日、西野監督が契約通り、7月末で退任することを明らかにしていた。
日本の一部報道では「有力な次期日本代表監督候補」として、ドイツ代表やアメリカ代表を率いたユルゲン・クリンスマン氏の名前が挙げられたが、イタリア紙は、「日本代表監督予想…候補にはドナドーニも」との見出しを付け、
「ベルギー戦では最後の1分で敗退が決まり、まだ痛々しい思いが残るが、ページをめくる時がやって来た」と綴り、指揮官の候補を予想。
これまでも報じられているクリンスマン氏を最有力候補に挙げる一方、「“我々の”ロベルト・ドナドーニが彼の後を追う」として、イタリア人指揮官を2番手の候補として予想した。第3候補には、アーセナル指揮官を退任したばかりのアーセン・ヴェンゲル氏が挙げられている。
現在54歳のドナドーニ氏は現役時代、主にミランなどで活躍。セリエAを6度制覇したほか、チャンピオンズリーグやトヨタカップを制した経験も持つ。監督としては、これまでリヴォルノやジェノア、ナポリ、パルマなどを指揮。
2006年から2008年にかけてはイタリア代表監督を務め、ユーロ2008で指揮を執った。2015年からはボローニャの指揮官を務めていたが、5月に退任が発表されており、現在はフリーとなっている。
もし日本代表監督就任が実現すれば、2014年ブラジルW杯を率いたアルベルト・ザッケローニ監督に続く2人目のイタリア人指揮官になる。なおドナドーニ氏は、ポーランドメディア『TVP』が挙げるポーランド代表の次期監督候補にも、元イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏らとともに挙げられている。
JFAでは、20日に技術委員会が行われ、次期監督について協議される模様だが、今後の動向は注目されるところだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00000002-goal-socc
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