フィギュアスケートの本田真凜(16)が今季から日本航空(JAL)と所属契約を結ぶことが9日、分かった。近日中に発表される。JALのスケート部設立が8日の東京都連盟の総会で承認されたことが判明。今季から選手の所属が可能となった。2022年北京五輪を目指す真凜が、最高級のバックアップを得て北京へ羽ばたく。
真凜が22年北京五輪挑戦へ、JALと共に羽ばたく。スケート界は7月1日をもって新シーズンを迎えた。今季、JALがスケート部を設立したことが判明。16年11月にスポンサー契約を結んでいる真凜が、18―19年シーズンからJAL所属選手として戦うことになる。
幼い頃から関大の浜田美栄コーチのもとで力をつけてきた真凜は、16年の世界ジュニア選手権で優勝。シニアデビューした昨季は初戦のUSインターナショナルクラシックで平昌五輪6位の坂本花織(18)、同10位の長洲未来(米国)らを抑えて優勝するなど期待を集めたが、2枠の平昌五輪代表入りはかなわなかった。
心機一転、4月から練習拠点を関大から米国に移し、昨季世界選手権覇者のネーサン・チェン(米国)を指導するラファエル・アルトゥニアン氏に師事している。異国の地で戦う覚悟を決めた16歳にとって、JALの手厚いサポートは心強い。
海外転戦に伴う長距離移動の負担も軽減される。JALはこれまでも浅田真央さん(27)をサポートするなど、フィギュアスケートと結びつきが強かった。真凜も16年のスポンサー契約会見では「小さい時から憧れだった。夢のよう」と笑顔を見せていた。
今季の真凜は、GPシリーズはスケートアメリカ(10月19~21日)とフランス杯(11月23~25日)へのエントリーが決まっている。前年大会3位までに与えられる全日本選手権のシードは持たない。
当該週と前後1週に国際大会が重なっていれば免除となる地区予選に、スケジュール次第では出場しなければならない。その場合、今季は東京都所属になるため、東京選手権(10月5~8日)に参戦することになる。東日本選手権(10月25~28日)はスケートアメリカ翌週のため免除される。
今月末からアイスショー「THE ICE」(28~29日・大阪、8月4~5日・名古屋)に出演予定。3月のアイスショーでは「環境が変わって少し時間はかかると思う。でも、精いっぱいできることを増やしたい。悔しさを晴らせるシーズンにする」と話していた。
現在は、ジャンプ指導に定評があるアルトゥニアン氏のもとで、練習に明け暮れている。JALで北京へ―。再スタートへ、華のある滑りに磨きをかけていく。
◆本田 真凜(ほんだ・まりん)2001年8月21日、京都市生まれ。16歳。青森山田高2年。2歳でフィギュアスケートを始める。5人きょうだいの次女で、兄・太一(19)、女優の妹・望結(みゆ、14)、紗来(11)もフィギュアスケーター。
15年にジュニアGP初参戦し、GPファイナル3位。16年世界ジュニア優勝。シニア転向の昨季はUSインターナショナルクラシック優勝、GPシリーズはスケートカナダ、中国杯5位。全日本選手権7位。163センチ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000002-sph-spo
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