(セ・リーグ、阪神2-6中日、21回戦、中日12勝9敗、13日、甲子園)何度、やられるんや…。阪神は中日・松坂大輔投手(38)に3連敗を喫してバースデーでの甲子園凱旋の“引き立て役”となり、
2-6と完敗。金本知憲監督(50)は「なんでかなぁ」とうめくしかなかった。これで今季の甲子園での負け越しが決定。2位のヤクルトとは4・5ゲーム差に開いた。
甲子園は松坂のためにあるのか-。そぼ降る雨が不快指数を増す。また打てなかった。しかも38歳の誕生日を迎えたレジェンドに、
甲子園で4479日ぶり勝利というおまけつき。どこまでお人よしなのか。甲子園は虎の本拠地じゃないの!? 助演男優賞ばりの打線に、金本監督は首をひねりっぱなしだった。
「う~ん、なんでかなぁ。うちだけちゃうかなぁ。なんでかなぁ…。得点圏にいってもね…」
その答えはファンが一番知りたい。今季4度目の対戦で3勝(1敗)を献上。対戦防御率は、なんと1・96だ。阪神以外は防御率5・01(3勝3敗)-。まさに「なんでかなぁ」だ。
確かにこの日の松坂は最速144キロを計時。カットボールなど変化球も低めに決まっていたが、手も足も出なかったわけではなかった。
1点を追う二回は先頭の糸井の死球から二死二、三塁を作るも、梅野が見逃し三振。五回は二死後、北條と糸原の連打と盗塁で二、三塁までこぎつけたが、
大山が空振り三振に倒れた。結局、松坂から奪えたのは、片岡ヘッド兼打撃コーチが円陣を組んだ四回、一死三塁で陽川が放った適時二塁打の1点のみ…。
唯一、土をつけた4月19日のナゴヤドームでも7回4安打2得点と攻略しておらず、金本阪神として松坂に計23イニング、わずか6得点で3連敗。学習能力を問われても仕方ないだろう。
「要所要所はコーナーに決まっていたというのはあったしね。いい当たりが正面ついていた、というのもあったし」
主将・福留は11日の走塁中に右太ももを痛めて途中交代。この日、マシン打撃を再開したものの、14日のヤクルト戦(甲子園)の出場については「どうかな。まだ、難しいでしょうね」と虎将は説明した。
これで今季、甲子園では51試合で19勝31敗1分け。11試合を残し、2年ぶり20度目のシーズン負け越しが決定した。
1952年のフランチャイズ制導入以降、過去19度でBクラスは17度。89・5%の確率でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃すという負のデータが算出された。
3位巨人と1・5ゲーム差は変わらずも、2位ヤクルトとは4・5差に。最下位DeNAとも2・5差だ。「残り、頑張るだけ」。金本監督が言葉を絞り出した。甲子園をこのまま泣かせ続けるわけにはいかない。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000012-sanspo-base
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