「アジア大会・柔道」(1日、ジャカルタ)東京五輪から初採用される男女混合団体戦で混乱が生じた。準々決勝で日本は韓国と対戦。3勝3敗で並んだが、一本勝ちが3つの日本に対し、韓国は2つ。日本が勝ち名乗りを受けたが、韓国チームが抗議し、審判団が10分近く協議。
裁定は覆らなかったが、納得いかない韓国が畳の上に約10分間座り込む事態に発展した。
男子3階級、女子3階級で行われる混合団体戦で、事実上の決勝とも言える日韓戦は一進一退の熱戦となったが、結果は次の通りになった。
▽女子57キロ以下
玉置那美○(GS反則)●権柔貞
▽男子73キロ以下
海老沼匡●(GS一本)○安昌林
▽女子70キロ以下
新添左季○(GS一本)●チョン・ヘジン
▽男子90キロ以下
小林悠輔●(GS技あり)○郭同韓
▽女子70キロ超
山本沙羅●(GS反則)○金ミン程
▽男子90キロ超
影浦心○(反則)●金成民
※GS…ゴールデンスコア方式の延長戦
今年改正された国際柔道連盟(IJF)のルールでは、指導差による優勢勝ちがなくなり、指導3つによる反則負けはすべて「一本」扱いとなる。昨年までは、延長戦では指導差による優勢勝ちが存在したが、現ルールでは廃止されている。
仮に反則による決着を除けば日本の1勝、韓国の2勝(うち1勝は技ありによる優勢勝ち)になるが、その解釈には無理があり、今回は韓国側がルールを“誤解”した可能性が高い。
ただ、新ルールに則った団体戦は今大会がほぼ初めてだったことに加え、アジア大会の審判団が国際大会をさばいた経験に乏しかったことも混乱に拍車を掛けた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000057-dal-spo
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