[9.5 ルヴァン杯準々決勝第1戦 G大阪0-4横浜FM 吹田S]ルヴァン杯準々決勝第1戦が5日に開催され、横浜F・マリノスはパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪に4-0で勝利した。
前半2分と同40分にFW伊藤翔が連続ゴールを奪い、今大会6得点目を記録。さらに後半29分にMF大津祐樹、同30分にはFW仲川輝人も加点し、敵地で大勝を飾った。第2戦は9日に日産スタジアムで行われる。
ホームのG大阪はプレーオフステージまでレヴィー・クルピ前監督が指揮を執っていたため、7月23日に就任した宮本恒靖監督にとってはルヴァン杯初采配。
アジア大会帰りのDF初瀬亮など21歳以下の選手5人をスタメン起用し、ベンチにもFW中村敬斗ら21歳以下の選手4人が並んだ。対する横浜FMは先発11人全員が21歳以上。U-21枠としてMF吉尾海夏、初瀬とともにアジア大会を戦ったFW遠藤渓太がベンチ入りした。
開始から主導権を握る横浜FMは前半2分に先制する。右サイドの大津が前方のスペースに流れた仲川につなぎ、仲川はPA右脇から右足でグラウンダーのクロス。
ニアに滑り込んだ伊藤がDF野田裕喜にマークされながらも右足でゴール右に押し込み、今大会5得点目を挙げた。
序盤のG大阪は横浜FMのハイプレスをかい潜れず、チャンスを作るまでには至らない。それでも徐々に裏を突く攻撃でリズムをつかむと、前半19分にDF菅沼駿哉のロングフィードからFW一美和成がPA内へ抜け出す。しかし、飛び出したGK飯倉大樹が阻止。
同24分には右サイドに流れたFWアデミウソンが右足で速いボールを折り返し、ニアのMF井出遥也が右足で合わせるが、DFドゥシャンに当たったシュートはゴール右に外れた。
さらに前半30分、右サイドのFKからキッカーのMF藤本淳吾が左足でクロスを入れると、セカンドボールに反応したアデミウソンがPA内右から右足のダイレクトボレー。だが、惜しくもクロスバーを叩く。二次攻撃からこぼれ球を拾った一美が右足で狙うも、シュートはGK飯倉に止められた。
ピンチをしのいだ横浜FMは前半40分に追加点を奪取。バイタルエリアで前を向いた大津がスルーパスを送り、絶妙なタイミングでPA内左に抜け出した伊藤が右足のアウトでループシュートを放つと、GK林瑞輝を越えたボールがネットを揺らす。
伊藤は同32分にGK林との1対1のチャンスを逃していたが、名誉挽回の得点で今大会6ゴール目。一方、G大阪はDF米倉恒貴が同36分の接触プレーによる治療でピッチの外に出ており、気をつけなければならない10人の時間帯での失点となった。
2点を追いかけるG大阪は、後半2分に古巣対戦の藤本が遠めから左足で狙い、後半最初のシュート。これはGK飯倉の懐に収まるが、その後もチーム全体で積極性を見せる。同13分にはMF市丸瑞希に代え、今夏に完全移籍で加入したMF小野瀬康介を投入。同選手はこれがルヴァン杯初出場となった。
横浜FMも後半15分、MF喜田拓也に代えてMF中町公祐、伊藤に代えてFWウーゴ・ヴィエイラをピッチへ送り出す。
G大阪は右サイドに入った小野瀬が攻撃の起点となると、同20分に決定機。タッチライン際に開いてロングパスを受けた小野瀬が一美に渡し、一美が米倉とのパス交換からPA内右で左足のシュート。しかし、ゴール左に飛んだボールはGK飯倉に弾かれた。
G大阪は後半24分に藤本を下げ、2枚目の交代カードとして中村を投入する。だが、次の1点を奪ったのも横浜FMだった。
同29分、PA内右の仲川がキープから左足でクロスを送り、ファーで受けた大津が左足で抑えの利いたシュート。井出の股を抜いてゴール右に決まり、3-0とする。
そして後半30分にはダメ押しの4点目。敵陣でのボール奪取からPA手前中央のウーゴ・ヴィエイラが相手を引き付け、左横に流す。
フリーで受けた中町はシュートの選択肢もあったが、GK林が飛び出したのを見逃さず、逆サイドへ冷静にプレゼントパス。ノーマークでファーに滑り込んだ仲川が右足で無人のゴールに押し込み、リードを4点に広げた。
この日1ゴール2アシストの仲川は後半33分に遠藤との交代でお役御免。G大阪は同35分に井出を下げてMF高江麗央を投入するが、無得点のままタイムアップを迎え、5年連続のベスト4進出に黄信号がともった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-01773878-gekisaka-socc
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