(セ・リーグ、DeNA4-2巨人、22回戦、DeNA13勝8敗1分、14日、横浜)巨人は14日の横浜DeNA戦(横浜)に敗れ、今季の同カード負け越しが決まった。昨季は4位ながら、広島以外のセ・リーグ4球団には勝ち越しただけに、リーグ内の力関係は1年前より悪化している。
今週4試合でわずか6得点。高橋由伸監督(43)は「やっぱり早く先制点を取らないと、こっちのペースで試合ができない」と貧打を嘆いた。
これで対DeNAは8勝13敗1分となり、5勝16敗1分の対広島に続き負け越しが決まった。さらに対ヤクルトも現在10勝12敗1分。負け越しを避けるには、残り2試合とも勝利が必要だ。
昨季は6勝12敗の交流戦と、7勝18敗の対広島の大幅負け越しが響いて11年ぶりのBクラスに沈んだが、シーズン終了後に球団幹部は「セ・リーグは広島以外には勝ち越せた。来季の課題はハッキリしている」とV奪回への道筋を語っていた。
だが今季も課題の広島には返り討ち。さらにDeNAとヤクルトにも負け越しでは、むしろ問題は拡大したことになる。
山口オーナーは12日、若手の成長を理由に高橋監督の来季続投への支持を表明。極端な言い方をすれば「ビリでも留任」の可能性が示された格好だが、皮肉なことに11日から連敗が止まらない。
残り13試合で借金は今季ワーストタイの「6」。2006年以来12年ぶりのシーズン負け越しまで、逆マジック「4」の徳俵に足がかかった。
15日にはリーグ優勝が完全消滅するだけでなく、自力でのクライマックスシリーズ進出まで消える可能性がある。
現体制の維持が大筋で固まったとはいえ、このまま緊張の糸が切れたように負け続けては、来季への見通しは暗くなる一方だ。(笹森倫)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180915-00000000-ykf-spo
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