五輪の卓球女子団体メダリストで現役引退を表明した福原愛さん(29)=ANA=が23日、東京都内で記者会見し、「卓球は私にとって恩人。26年ラケットを握り、たくさんのものを得られた。卓球を通して勉強できた」などと心境を語った。
福原さんは引退を決意した理由について、「日本の卓球界の盛り上がりを見て、私がいなくても大丈夫だと思った」と若手の台頭を挙げた。決断した時期に関しては、「5月ごろから、じわじわと(引退の時期が)来ていた。
Tリーグ開幕は卓球界にとって新しい一歩。私も理事として一歩踏み出した」と説明。「東京五輪はみんなが楽しみにしている。ぜひ東京の舞台でいいプレーをみせてほしい」と後輩らの活躍に期待を寄せた。
福原さんは仙台市出身。3歳から競技を始め、10歳でプロ宣言。15歳で出場した2004年アテネ五輪以降、4大会連続で代表入りした。
12年ロンドン五輪女子団体で日本初の表彰台となる銀メダル獲得に貢献。リオ五輪後の16年9月には台湾の江宏傑(こう・こうけつ)選手(29)と結婚し、翌17年には女児を出産。家庭に専念するために競技から離れていた。
福原さんとともに16年リオデジャネイロ五輪女子団体を戦い、銅メダルを獲得した伊藤美誠(スターツ)は
「今、日本で卓球がこんなに盛り上がっているのも福原さんのおかげ。大先輩のエールを受け、私も卓球界に貢献できるよう頑張ります」とコメントしている。【田原和宏】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000051-mai-spo
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