【ニューヨーク時事】地元で開催された8日の全米オープン女子シングルス決勝について、米主要メディアは、日本選手初の四大大会優勝を遂げた大坂なおみ(日清食品)をたたえつつも、
対戦相手の元女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)が3度の規則違反で相次ぎペナルティーを受ける異例の試合展開となったことを中心に報じた。
「涙、罵声、怒り、そして非難が大坂の見事な勝利に影を落とした」。ニューヨーク・タイムズ紙は、主審の裁定にウィリアムズ本人や観衆が不満を募らせていく様子を詳述。
「大坂の夢は四大大会の決勝でウィリアムズと戦って勝つことだったが、こんなに激しい状況下ではなかった」と記した。
USAトゥデー紙は「恐らくこれまでで最も物議を醸した四大大会の決勝だろう」と指摘。表彰式で観客のブーイングが飛び交う中、大坂が帽子のひさしを引き下げる様子などに触れ、「大坂は生涯の節目となる出来事をほとんど楽しむことができなかった」と同情した。
CNNテレビは「(大坂は)確かに日本にとっての歴史をつくったが、もしかするとそれ以上に、ウィリアムズが主審と衝突した決勝として記憶されるかもしれない」と報道。
ワシントン・ポスト紙は「審判が権力を乱用し、両選手の大舞台を台無しにした」などとするコラムニストの記事を掲載した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180909-00000046-jij-spo
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