快挙を生んだのは信念と覚悟――。フィギュアスケート日本一を決める全日本選手権(21~24日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)が迫ってきた。注目はシニア転向1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制覇した紀平梨花(16=関大KFSC)だ。

連日、メディアが多角的にニューヒロインの素顔に迫っているが、ついに本紙は強さの“答え”にたどり着いた。小学6年生の時に書かれた「卒業文集」を入手。本人の了承のもと、記された衝撃的な“未来予想図”を初公開だ。

同校の嘉数彰教頭は「職員も紀平さんの活躍をとても喜んでおり、応援しています」と誇らしげに笑い、紀平本人が了承した上で文集を見せてくれた。

「紀平さんの得点。85、68」

きちょうめんな性格がうかがえる丁寧な文字で書かれた作文の冒頭は、自身最高得点(当時)で近畿大会3位となった際の描写だ。

「そのしゅん間、私は変わった」「私の心を大きく変化させた」「明るい未来が見えた気がした」――。自分が課した「壁」を乗り越えたときの心境が克明に記されている。驚くべきは、その後だ。

「NHK杯の花束ガールというものに呼ばれた。この前までの自分にとって、とても遠く、あこがれの仕事だった。(中略)たくさんのトップスケーターを近くで見て、また私は大きく成長した。将来、私はその場所で花束をたくさんもらえる選手になる」(原文ママ)

この4年後。今年11月のNHK杯(広島)に初出場した紀平は、大逆転で日本人初のGPシリーズデビュー戦V。優勝を決定づけたフリーの演技の後、リンクには“たくさんの花束”が投げ込まれ、作文は現実のものとなった。

5、6年時に担任を務めた柴田春香教諭(現・南甲子園小)は当時の紀平をこう回想する。

「すごく芯が強い子。やらないといけないことはきっちりと取り組むけど、ピリピリした雰囲気を出さず、柔らかさがありました。強い気持ちなのに、いつもニコニコしていました」

このころ、すでにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への挑戦を開始。朝練後に登校し、昼休みも練習へ足を運ぶなど毎日のように学校とリンクを2往復する生活だったが、それを支えてきた柴田教諭ら先生への感謝の気持ちもつづられている。

もう一つ、特筆すべきは夢を語る文末表現の方法だ。紀平は「○○したい」「○○になりたい」という願望ではなく、「○○する」「○○になる」と断定調でつづっている。

マリナーズのイチロー外野手(45)も小学校の作文で「必ずプロ野球選手になれると思います」と自信あふれる書き方をしており、サッカーの本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)も

「ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたい、と言うよりなる」と独特の表現で夢を書いている。いずれも「絶対になる」という強い意志の表れ。この信念こそが、成功への源と言える。

圧巻は次の一文だ。

「必ず、オリンピックで優勝して、コーチになる」

4年後の北京五輪、さらに引退後の夢。作文を読み進めるかのような紀平のスケート人生には、無限の可能性が広がっている。

【フジテレビの救世主!?】彗星のごとく現れた紀平は、全日本選手権を中継するフジテレビにとって、まさに“救いの女神”となるかもしれない。

フィギュアスケート界最大のスターである羽生結弦(24=ANA)が11月のGPシリーズ第5戦ロシア杯のフリーで右足首を負傷し、GPファイナル(カナダ・バンクーバー)に続いて全日本選手権欠場も表明。

テレビ朝日系が中継し、羽生が優勝した同第3戦のフィンランド杯では、11月3日放送のショートプログラム(SP)で瞬間最高21.2%を叩き出し、翌日のフリーでも平均で16.2%をマークした。その“超優良ソフト”を失ったフジテレビのダメージは計り知れなかった。

だが、紀平の活躍で女子(SP=21日、フリー=23日)の注目度が一気に上昇した。シニア転向後、国際大会4戦全勝の新女王への期待はもちろん、

全日本3連覇中の宮原知子(20=関大)や平昌五輪代表の坂本花織(18=シスメックス)らとの激戦は必至。

昨年(SP=10.6%、フリー=14.0%)以上の視聴率が見込めるだけに、低迷するフジテレビとしては“地獄から天国”となるチャンスだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)


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ネットの反応

1.
スポーツで有名ななる度に過去の作文引っ張り出してきて強引にこじつけして・・・・メディアの報道姿勢も鬱陶しいだけだわ
2.
引き寄せの法則発動

みんなもお金が欲しい、でなくお金持ちになってると断定しような。

3.
超可愛いしスーパースター性
抜群
4.
紀平さん実力派だけど、性格も良い娘だなあ。
5.
記事にするため、なんでもいいから結びつけよう感が半端ない。
紀平は一流でも、記事は三流。
6.
こういう結び付け方ってマスコミらしい。何だかプライバシーも何もあったもんじゃない。
7.
不細工は嫌い。
8.
独占入手とか、よく堂々と言えるよな。
9.
いまの記者達は、情報収集や記事のレベルが低いから、すぐに、簡単に目立つものに食いついていく。
10.
なんかこまごまとニュースにしすぎだよねえ。
いい加減ほっといてあげてくんねえかな。全日本の前だっつーの。
11.
卒業文集に将来の夢を書くのは当たり前だと思うし、何より日本の小学生の低学年から全日本まで出るクラスの選手ならば普通に書くと思う

これを予言だのって騒ぐのは騒ぎすぎな気がします

12.
紀平さんはピュアな感じが素敵です
マスコミは真央ちゃんの時のように
変なプレッシャー与えないようにして欲しい
キムナントカとの比較とか、要らんから
思うようにやらせてあげて欲しい
13.
予言書って言い方好きじゃない。
彼女は夢を叶えるためにそれだけ努力を続けてきたのでしょう。
その努力の決意表明を「予言」なんて言葉で簡単に片づけてほしくないと思った。
14.
日本のマスコミは本当に三流だなって思う。紀平さんはかわいいし才能もある。情弱が騒ぐのもわかる。だがその何倍も埋もれて苦しんでいる人もいる。華やかな人達を粗探しして持ち上げてピークが過ぎると叩くんだよな。紀平さんはマイウェイで行って欲しいよ。真央ちゃんの二の舞にならない様に願う。
15.
マルハン都筑店出ない!!


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16.
卒業文春って4年前じゃん…。何十年も前の話ならまだしも、今あまり騒ぐのはなぁ…
17.
これは俺の想像なんだけど、一流のアスリートが記事にもあるように、なりたい、、、ではなくなる!って表現を使う理由。
その作文を書いてる時点で既に、集団の中において突出した能力を発揮してるのではなかろうか?
自信があるから強い表現を使っているのではないのかな?
18.
あのねえ、マスコミにとって選手の輝かしい未来なんて、そっとしておいてほしいなんてどうでもいいの。
加熱報道によって選手が挫折したって知ったこっちゃないの。
話題になってる今のうちに徹底的に利用するのが常套手段なの。
19.
一流スポーツ選手は小さい頃から目標に真っ直ぐ継続して努力出来るのはすごいよな
私はブレまくりで
20.
こういうことはやめてあげて。東スポ、買わないよ。
21.
フィギュアやってる小学生なら誰でも書くような内容。後から物事を付け足すのは簡単。結果を出したことが凄いだけ。
取って付けのエピソードは必要ない。2位の選手も3位の選手も、予選に落ちた選手もきっと同じようなこと書いてるぜ。
22.
いや、彼女の夢にフジテレビの視聴率関係無いからw
さすが東スポ目線やな、媚の売り方が半端ないww
23.
日本のスポーツ選手をタレント化する現象はどうにかならないのかな。それで活性化するのは喜ばしい事だけど、容姿の気に入らない選手を罵倒する連中がわくのがうざい。
24.
『予言書』じゃねーだろ?
目標や夢でしょうよ(-。-)y-~
見出しの書き方に気をつけろよ
本職だろ?
アホか?
25.
小学校まで押し掛けて取材するのもどうかと思いますが。まだまだ続く選手生活、騒ぎすぎず見守りませんか?
26.
なんか、そんなに発掘してこなくてもいいですよ。
もう少し様子をみて、彼女らしく伸びやかにいられる環境をつくってあげてください。
27.
予言したんじゃない。努力して夢を叶えたわけでしょ、有言実行ってやつだよ。
凄いことには変わりないけどさ。
28.
別に予言じゃないしね。
本人の目標や希望を自信を込めて書いたこと。
それが自身の才能や努力や周りのサポートで実現した。
マスコミは盛りすぎだ。
29.
良いね!リカちゃん!(笑)
30.
よくスポーツ選手や事件の容疑者の卒業文集が挙げられてるが、どこで手に入れるのかな。友達? もし自分ならまったく関係がなくても、勝手にマスコミに渡されるのは不愉快。どういう意図を持ってマスコミに渡すのかな? 金? 他の同級生の事とか考えないのかね。


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