ナショナルズは1日、ショーン・ケリー投手(34)をメジャー40人枠から外し、事実上の戦力外(DFA)とした。
ナショナルズは前日7月31日のメッツ戦に25―4と大勝。この試合でケリーは25―1とリードの9回から3番手の投手として登板したが、2ランを浴びるなど、1回4安打3失点と散々の内容だった。
ナショナルズがこの試合で問題視したのは、ケリーの投球内容ではなく、2ランを浴びた際のマウンド上での振る舞い。打球がフェンスを越えるとケリーはグラブをグラウンドに投げつけ、自軍ベンチをにらみつけたのだった。
「どうして俺がこんな大差の試合で投げなければならないのか」。その不満を爆発させたかのようなこの振る舞い。結局、ケリーはこれが原因で翌日にメジャー40人枠から外れることになった。
ケリーの振る舞いについてマルティネス監督は「球団に対する冒とく行為」、リゾGMは「利己的な態度」と批判したが、ケリー本人の言い分は違い、大差で登板したことについては問題なかったとのこと。
本塁打を浴びる前に球審と二塁の塁審からセットポジションでの投球について注文をつけられていたことでイライラが募っていたという。
ケリーの話によると、球審からはもっと早く投げろと要求された一方で、塁審からはしっかり静止しないと、ボークをとると注意を受けたとのこと。
そうした状況の中で本塁打を許し、グラブを投げつけた後に自軍ベンチをにらみつけたのは、どうして審判に抗議して自分を守ってくれなかったのだという意思表示だったそうだ。
ケリーは試合後に自身の振る舞いを謝罪したと言い、リゾGMの「利己的な態度」という言葉に対しては、コメントを拒否。しかし、代理人はこの言葉を同GMの個人的な意見と代弁している。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000076-spnannex-base
みんなのコメント