◇パ・リーグCSファイナルS第5戦 西武5―6ソフトバンク(2018年10月21日 メットライフD)悔しさがこみ上げてきた。試合後、グラブ、バットを抱えてベンチ裏に下がる西武・浅村は、こぼれる涙を何度も拭った。主将としてチームを引っ張った1年が終わった。
「こんな悔しい思いっていうのは最近なかった。優勝してもそんな気持ちになるのは、みんな必死になって戦っていたから。まあ、つらかったですね」
6回にバックスクリーン左へ1点差に迫るソロを放つなど2打点を挙げた。5試合全てで安打を放ち、打率・421、2本塁打、6打点をマークした。
シーズンでも打率・310、32本塁打、127打点。球団の日本人選手で初の「打率3割、30本塁打、100打点」を達成し、球団新記録で打点王に輝いた姿をそのまま出した。だが、チームは攻守に精彩を欠き、敗退した。
今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することが濃厚だ。帰路につく際は「終わったばかりなので今はどうこうではないけど、自分の今後の野球人生もある」と野球選手としてのさらなる高みへの思いが素直に口をついた。
今後は西武との残留交渉に臨むが、近日中にも行使する決断を下す意向だ。宣言残留を認める方針の西武を含め、争奪戦が勃発することは確実。同一リーグのソフトバンク、楽天、オリックスなどが興味を示しており、既に獲得調査を進めている。
「まずはライオンズの球団と話して、それからゆっくり考えたい」。チームは終戦したが、浅村獲得レースは今後、本格化する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000095-spnannex-base
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