5月に国内フリーエージェント(FA)権を取得し、このオフのFA市場最大の目玉である西武・浅村栄斗内野手(27)が、FA権を行使する意思を固めたことが3日、分かった。
プロ10年目の今季は自己最多の32本塁打、127打点で10年ぶりのリーグ優勝に貢献。権利を行使しての残留も視野に入れているとみられ、今後の動向が注目される。
西武を10年ぶりのリーグ優勝に導いた主将・浅村が、重い決断を下した。球団関係者の話を総合すると“宣言残留”の可能性を残しつつ「他球団の評価を聞いてみたい」という浅村の意思が固く、近日中にも申請書類を提出する方向で話が進められていることが分かった。
浅村にとって苦渋の決断だ。「自分の今後の野球人生もある」と、さまざまな意見を聞き、チーム愛とのはざまで揺れ「なかなか難しい」と吐露していた。
昨季からは、かつて清原が着け、公私で慕う中島(オリックスを退団)も背負った伝統の背番号3を継承。人生初の主将も務め、少ない言葉数ながらも背中でチームを引っ張り、今季はチームをリーグ優勝に導いた。
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでソフトバンクに敗れた際には「このチームで日本一になりたかった」と、ベンチで大粒の涙を流した。
直近8年で大量10人が流出した西武側も、最大限の誠意を見せてきた。今季年俸2億1000万円の浅村に対し、レギュラーシーズン終了後の第1回交渉では3年総額12億円を提示。CSファイナルステージ後の第2回交渉では3年総額15億円まで条件を上積みしていた。
水面下では資金力の豊富なソフトバンク、楽天などが獲得調査を進めており、西武を上回る破格の条件を提示することが予想される。浅村は来季、どのユニホームに袖を通すのか。残留も含めた“大争奪戦”のゴングが間もなく鳴る。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181104-00000017-sanspo-base
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