■森保氏兼務で路線継承/クリンスマン氏も浮上
西野監督の退任を受け、焦点は次期監督人事に移った。田嶋会長は「白紙の状態」と強調しているが、日本協会内には西野監督の路線を継承できる日本人監督を望む声がある一方、実績ある欧州出身の外国人監督を推す声もある。
就任から約2カ月で、どん底から16強まで導いた西野監督の功績は大きい。通訳を介さず話ができ、チーム内の意見交換が積極的になった。
日本人らしく選手の感情変化を読み解き、時に冗談を交えてオンとオフのメリハリをつけた。「スタッフも変わらずこのままいくのがベスト」と乾(ベティス)は「オールジャパン」の利点を強調。何より日本人でも世界と戦えることを示した。
5月の技術委員会後、関塚技術委員長は次期監督について、「日本の今までやってきたこと、良さをしっかり引き出すこと」とした。
ならば、日本人が適任だ。ただ、外国人の長所もある。例えば、ハリルホジッチ前監督は「デュエル」という言葉で日本に1対1の激しさを浸透。縦に素早く攻める形も持ち込んだ。西野監督も「間違いなく必要なこと」と強調。情に流されない改革ができるのも外国人のメリットではある。
4年間、監督人事では混乱の連続だった。前回W杯後就任したアギーレ元監督は八百長疑惑で解任され、前任者は日本が進めてきたボールを保持する形を否定。
W杯開幕2カ月前という理解しがたいタイミングで座を追われた。4年後、悲願の8強以上を実現させるためにも協会には重い決断が迫られる。(小川寛太)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000024-san-socc
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