貴乃花(46)が大阪場所担当部長時代だったときの話だ。当時、貴乃花は吉本新喜劇に出演して本場所をアピールするなど、仕事に精を出していた……と、思われていた。
が、真相は百八十度異なる。ある親方がこう話す。
「地方場所担当部長の下には、4、5人の親方が部下としてついている。そのうちのひとりがノイローゼになってしまったんです。
原因は貴乃花です。部下は過去の慣例などに従い、物事を進めようとしていたけど、貴乃花は何を言っても聞かないし、
まともにコミュニケーションが取れない。かといって部長が判断しなければ決められないこともあり、仕事がちっとも進まない。
困ったのは部下たちです。親方のひとりはどうしようかと頭を抱えているうちに、心労でおかしくなってしまったんです。なのに貴乃花ときたら毎晩、決まったクラブで酒浸りだったというのですから」
貴乃花はかねて、協会改革をブチ上げていた。昨年の日馬富士暴行事件以降は、そんな態度に拍車。協会の体制、執行部のやり方などに散々、イチャモンをつけてきたのは記憶に新しい。弟子の貴公俊が暴力事件を起こして取り下げたものの、今年3月には内閣府に告発状まで出した。
しかし、その一方で理事を4期8年も務めながら、貴乃花が改革のために何かを行ったという話は聞かない。
2010年の理事当選後は相撲教習所所長を皮切りに、審判部長、12年からは大阪場所担当部長。14年からは総合企画部長、指導普及部長、危機管理部長など6つの役職を兼任した。
15年から昨年までは巡業部長にも就いた。これだけ要職を歴任しながら、改革はおろか、与えられた仕事すら、まともにやらなかった。
「貴乃花がやったこと? 14年にマス席を30万円で売ったSUMOE CLUBくらいかな。もっとも、あれはイベント会社の企画なんで、相撲協会には正規の価格分しか入らない。
そもそも、マス席は付加価値を付けなくても売れるものだけに、あんなことは必要ないという声も内部にはあった。あとはよく、協会内で色紙にサインを書いてたけど、あれが仕事に入るかどうか……(苦笑い)」(ある親方)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000011-nkgendai-spo
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