大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日夕、都内で会見を行い、同日午後1時に日本相撲協会に「引退届」と、弟子らの千賀ノ浦部屋への転籍届を提出したことを明らかにした。
引退理由については内閣府に提出した告発状の内容に関して事実無根と認めるよう協会から要請され、認めなければ一門に所属できず廃業となるとの圧力を受けたと説明した。
会見の中で貴乃花親方は、数年前から千賀ノ浦親方を後継者に指名していたことを明かした。
「常日頃から、(千賀ノ浦)親方は、貴乃花部屋に所属しておられていたので、『(自分が)将来はいつ引退するか分かりませんし、弟子達をお願いします』という話はしておりました。
私が師匠として病気やなにかで倒れて、意識が回復しないとか、そういう状況を含めて、継承者、後継者は決めておかなければいけないということで。親方からは『努力します』という言葉をいただいてます」。
貴乃花親方の父、満さん(元大関・貴ノ花)は、55歳の若さで口腔底癌のため亡くなっている。貴乃花親方自身も、志半ばで「死」に直面する覚悟も持っていたようで「常々(弟子への)指導の中で、
もし師匠の私が今日明日、例えば命を絶ったり、亡くなったりした時でも、教えられた意志は今度は弟子たちが、そのまた弟子たちへ繋げていく。
これが部屋の伝統であると(伝えている)。それが、その私が、亡くなった初代貴ノ花の師匠から教えられたことでありますので。その思いだけは、諦めずに伝えていくように、と話はしました」と、明かした。
日々、父の仏前で報告していると語る貴乃花親方は、「(毎日)手を合わせて見守ってくださいとお願いしているのですが、今日までで、終わりますということを報告したいと思います」と、語った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000165-dal-spo
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