クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ敗退となった巨人では、近日中にも次期監督に正式就任する原辰徳氏(60)を頂点とする新体制づくりが進んでいる。
一軍首脳陣の顔ぶれも一新され、村田真一ヘッド兼バッテリーコーチ(54)の退団も決定。3年間の由伸政権を参謀役として支え、ユニホームを脱ぐことになった今、何を思うのか――。
――ヘッド、今年も1年間、お疲れさまでした
村田:何や、また来たのか。もう話すことは何もないぞ、ホンマに。
――残念な結果に終わりました。率直な思いを聞かせてください
村田:悔しい。その思いしかないよな。監督に申し訳ないし、ファンにも申し訳ないと思っとるよ。
――以前、自身の進退について「シーズンが終わり、球団と話してから」とのことでしたので、改めてうかがいました
村田:俺の進退に関してはもうすぐ発表されるから。俺が(球団に対して)何を言ったとかは言う必要ないやろ。俺は会社(球団)と契約しているわけやから。
俺が外に向けて言う必要はない。それが筋ってもんや。会社が発表することやし、発表されても、それについて俺がギャーギャー言うつもりもない。
どう思っていたとかもしゃべる気もないし、発表があって、それで終わりよ。今度は家に来る? 来んでええっちゅうねん。引っ越すよ(笑い)。俺が事件でも起こしたんやったら別やけどな。
――シーズン中、特に負けた試合後はメディアに対して選手への厳しい発言も多かった
村田:それは俺が監督に言わせたらアカンと思っていたからや。(ファンの怒りなど)そういうものは、監督に向かせるべきではないし、俺に向かせるべきやと思っていた。
俺に向くのはしょうがないし、どう受け取られたかは受け取る人の考え方次第。そういうのも含めて俺の仕事やと思ってたから。
――指導者としては13年連続、トータル15年。ユニホームを脱ぐ寂しさもあるのでは
村田:そうやなあ…。寂しさっていうのとは、ちょっと違う気もするけどな。まあ…、誰にでもいろんな思いはあるんちゃうか。
――これまでは遠征先でも試合後はほとんど外出せず、宿舎で一人で“部屋飲み”でした
村田:(終戦当日の広島の宿舎で)監督とみんなと少し飲んだよ。内容? 世間話や、世間話。静かに飲ませてくれよ。もうたくさんしゃべったからええやろ。お前らに毎日、毎日コメントせんでええと思うとホッとするよ。
由伸監督を思い、時にはファンのフラストレーションを一身に浴びてきた村田ヘッド。最後には、岡本ら今季大きく成長した若手たちへ「頑張り続けてもらいたい。それだけや」と短い言葉に期待を込めた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000031-tospoweb-base
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