野球解説者の星野伸之氏(52)が25日放送の関西テレビ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(日曜後0・59 通常は後1・59)に出演。代名詞というべき“遅球”について、様々なエピソードを語った。

星野氏はオリックス(阪急)や阪神で活躍。端正な顔立ちやスポーツ選手らしからぬスリムな体型で人気も高く、「星の王子様」の愛称でも親しまれていた。通算勝利数は歴代36位の176勝を挙げており、90年代を代表する名投手となった。

星野氏の最大の武器と言えば、なんと言っても“遅球”。ストレートは最速で130キロ台そこそこだったが、70~90キロ台のスローカーブやフォークボールを駆使し打者を翻ろう。投球の際、球の出どころが分かりにくいこともあって、意外にも奪三振も多かった(通算奪三振2041個)。

遅球は星野氏の武器でもあったが、コンプレックスでもあった。チームメイトがポソッと「軽く投げても130(キロ)は超えるよな…」の声にショックを受けることも。球速表示を恥ずかしく感じ「スピードガンのない球場が良かった」とか。

ファンに野次られることもしばしばで、「だから試合が長いんじゃ」という笑うに笑えない声も浴びせられたという。

中でも遅球伝説の最たるものといえば、1990年9月20日の日本ハム戦。星野氏の投じたスローカーブを捕手の中嶋聡氏が、素手で直接キャッチするという前代未聞の暴挙(?)に出た。

星野氏はこの時を振り返り「(中嶋氏が捕って)すぐに返球してきたのがイヤでした」とポツリ。共演していた西崎幸広氏(54)の「星野より速いんすよ、(中嶋氏の)ボール(返球)が」とのコメントに、星野氏は苦笑いするしかなかった。

カモにしていたのは「1年目の外国人」で、「ド真ん中の真っ直ぐさえ投げなければ大丈夫だった」とのこと。あれだけ遅い球で三振の山を築く投球術は、初見の外国人にとってまさに“魔球”と感じるものだったに違いない。


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ネットの反応

1.
こういう投手が又出てきてほしいな。
2.
武田勝や山本昌以上に、ゲームで再現するのが困難な投手。
3.
星野伸之さんは、1996年に13勝5敗で最高勝率を獲得したときに

この投手はすごいなって思いましたね・・・

4.
今こういう選手いるのかな?
いたらそれなりに活躍しそうだし、高校球児たちのお手本になりそうだと思うけど。
5.
中途半端でポカスカ打たれるより逆にカッコいい!と思うよ。
6.
日米野球で、星野投手に翻弄され続けたメジャーリーガーが、誰だか忘れたけどスローカーブをジャストミートしてホームラン打った時のメジャーの監督(ベイカーさんだったかな?)のガチ大喜びは、余程嬉しかったんだろうな、それほど星野投手は打ちづらかったんだと、思ったのを思い出しました。
7.
名球会には入ってないけど、日本に殿堂があれば間違いなく入る選手だと思う。
今は高校生でも150キロ近い速球を投げる時代だけど、技術と度胸を磨けばそれがなくてもプロでやっていけることを示してくれてると思う。レッドソックスの上原もそうだったけど。
速球を気持ちよく振らせない技術があればプロでもやっていけるのだろうね。力勝負は見てて気持ちいいし、追い詰めた相手を押しきるにはベストだが、首脳陣からしたら、綱渡りみたいなとこもあるのだろうね。
8.
なんだかんだいろいろ言われても、通算100勝以上してなにげに三振も2000個以上とってるんだから、すごいピッチャーだったってことだよ。この人とか武田勝とかが、ピッチャーは球速だけじゃないってのを証明してるよな。
9.
ユーチューブで見たけど全然早いよ どこが遅いの?
10.
上原みたいな質の高いフォーシーム投げてたんだろうな
今の時代なら回転数とか取り上げられるから恥ずかしいとは思わんかったはず
11.
スピードガンは絶対速度で速いに越したことはないけど、打者との駆け引きで重要なのは相対速度。
80kmのスローカーブがコースに決まってストライクを取られたら、130kmのストレートは豪速球に見えるだろうなぁ。

コントロールと緩急で勝負する、ピッチャーのエッセンスが詰まった名投手ですよね。

12.
150K出せてもプロ0勝の選手もゴマンといる。
まさに記憶と記録に残る名投手。
まぁ見てた時は何で打てないんだよ?代打俺!なんて思ってたけど
13.
奪三振や勝利数、怪我の少なさを言えば十分一級の投手だった
それが簡単ならもっと真似する投手がいたはず
真似したくても真似できなかった、成績を残した、これだけで凄い投手と言える。
14.
星野選手がジャイロをなげていたかはわからないが、彼の速球は138キロで投げて130キロでキャッチャーミットにたどり着く感じ。ホークスの和田選手もこのタイプ。

普通のピッチャーなら160キロで投げてもキャッチャーにつく頃には130キロ(球速表示は145)くらいしか出ていない。馬鹿にしたチームメイトは野球知識がなかったんだろう。

15.
あるパリーグの打者は、「最も速い直球を投げる人は星野」と言っていましたね。
イライラするくらい遅いカーブの次に投げられれば、ヤマをはっても難しいですね。


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16.
130キロのストレートでも緩急の使い分けで立派な武器になるということを実践していた技巧派の代表みたいな選手。

阪神の暗黒時代じゃなければ200勝してたかもしれない。

17.
どれだけ速く見せるかが大事であってスピードガンの数字で惑わされてはいけないということ。
18.
いや、星野氏はカーブは凄かった!あのカーブはそうは打てない。
19.
伝家の宝刀ションベンカーブ
20.
星野のおかげで投手は球速が全てじゃないことが証明できた。周囲ももっと星野をリスペクトするべき。
21.
グリーンスタジアムで昔試合で投げてるの見たんだけど、内野席からでもあれっ?と思うほどストレートが速く見えた。
何度もガン表示見て、130キロそこそこなの確認しては不思議に思ったの思い出す。
ピッチングフォームと緩急の使い分けが抜群だったのだろうね。
阪神に来て200勝目指すと言って、ノムさんも期待してたんだけど残念だった。奥さんは探偵ナイトスクープのアシスタントしてて、綺麗でお似合いのカポーだったよw
22.
確かに、鉄砲肩の中嶋の二塁送球の方が相当速かった。右打者のアウトコースに外れたカーブをフツーに素手で掴んでましたね。左手のミットをわざわざ伸ばす必要無しとばかりに。
23.
今でもこういうスタイルの投手出て来て欲しいが、真似して出来るようなもんでもないんだろなあ。
24.
アンダーの山田投手と星野投手は現役で見たかったなあ
25.
遅球でもプロで通用することを証明するためにも200勝して名球会入りして欲しかったな
26.
二軍で対戦した元近鉄の選手は、星野は二軍では150キロ近い球投げてて「これ打つん大変や」って思ってたけど一軍では速球は投げない…けど二軍で対戦した時の速球のイメージで全然打てなかったと言ってたけどな。

言われると、近鉄は星野をやたら打てなかったしなあ…

27.
星野投手、カーブのキレは半端なかった。
ストレートは確かに遅かったが、スローカーブでストレートを早く見せていたわけだから、まさに芸術的。
28.
映像見ると、バックハンドの腕が伸びない、体が開いたのに腕が遅れて上方からしなるように振り下ろしてくる。わかっていてもどこでタイミングとったらいいのか難しいピッチャーだったんじゃないのかな。思いつく攻略法は、ピッチャーを見ないで球だけを見ること 笑
29.
星野さんみたいな投手また見たいなぁ
30.
現代野球は球速いだけじゃ勝てません。


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