阪神のあるコーチが顔面蒼白でこう言った。
去る10日、阪神はコーチ陣との来季契約を更新した。金本知憲監督(50)は昨オフ、今季からの3年契約を締結。球団は来季続投を前提に組閣を進めていた。そのコーチは来季の契約書を片手に意気込みを新たにしていたという。
ところが、翌11日に急転、金本監督が今季限りで辞任することが発表された。さらには、坂井信也オーナー(70)も今季限りで退任する。関西の放送関係者がこう話す。
「事態は10日に急変しました。揚塩球団社長が阪神電鉄本社から呼び出しを受け、その後、甲子園でのDeNA戦終了後に金本監督と会談した。
金本監督はその席で辞意を伝えたと話している。最下位低迷で球団には金本監督に対する抗議電話が殺到、球場ではファンから毎日のように『辞めろ』とヤジられた。観客動員も前年を下回った。金本監督も辞任を覚悟していたとは思うが、あまりにも急すぎます」
急転直下の辞意表明。その裏には、坂井オーナーの退任が大きく影響しているという。
「金本監督は社長との会談の席で、オーナー退任を伝えられた可能性があります。『後ろ盾』だったオーナーが辞めることがわかった以上、自分も身を引かざるを得ない。それが決定打になったのでしょう」(前出の関係者)
では、坂井オーナーはなぜ辞めることになったのか。
「過去2年間は、金本監督が坂井オーナーから編成も含めた全権を託されていた。ところが今年は、金本監督の求める補強に関して、親会社からのゴーサインが出なかった。
早々とV逸が決定したこともあり、電鉄内だけでなく親会社の阪急阪神HDでも、球団運営を疑問視する声が出始め、坂井オーナーが辞任を決断せざるを得なくなったと聞いています。
その結果、金本監督へのバックアップ体制は消滅。坂井オーナーの“クビ”によって、金本監督は外堀を埋められ、事実上の解任に追い込まれた」(阪神OB)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000020-nkgendai-base
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