(セ・リーグ、阪神-DeNA=三回表一死、降雨ノーゲーム、18回戦、31日、甲子園)ここからの過密日程、乗り切れる!? 阪神・秋山拓巳投手(27)が今季3度目の登録抹消となることが31日、分かった。
今季5勝10敗と苦しむ右腕は、降雨ノーゲームとなった同日のDeNA戦(甲子園)で先発も2回1/3で4失点。昨季チーム最多の12勝を挙げたローテの柱の再離脱-。貧打で借金9を抱える中、頼みの先発陣が大ピンチだ。
虎投に非常事態だ。三回一死二塁のピンチ。ここまですでに4失点の秋山が、二回に一発を浴びたソトと対峙しているときに、またも雨が強まった。3度目の中断。厳しい表情でマウンドを降りると、そのままノーゲームに-。そして試合後、2軍降格が決まったことが、明らかになった。
「体をきょうにもってきていたんですけど、それをうまく利用できなかったです。ストレートが真ん中に集まってしまって、同じパターンを繰り返してしまいました」
6月7日のオリックス戦での5勝目から、7試合、白星から遠ざかっている右腕。一回裏の攻撃前と攻撃中、
そして三回と度重なる中断も言い訳にはせず、「練習ではいい方向に向かっていると思っていたんですけど、試合になると続かない。それを乗り越えないといけないと思います」と猛省の言葉を続けた。
金本監督は「踏み込まれて打たれているというイメージは受けますけどね。次回? それは投手コーチに」と言葉を濁したが…。試合後のコーチ会議で、来週は3連戦、2連戦という変則日程ということもあり、断が下された模様だ。
この日に限れば、負けの展開を流してくれた“恵みの雨”。ただ、12球団最多の33試合を残し、今月末には10連戦も控えている今後の過密日程を考えれば、秋山の調子が一向に上がらない状況は、痛すぎる。
先発投手の頭数がどうしても足りない。先日には「しんどいな。春先は余っとったんやけどな。(先発は)何人おってもいいというのはこのことやな」と金本監督が嘆いたように、先発ローテ6枚が固定できない。
藤浪が2軍調整中で、ベテランの岩田、ルーキーの馬場、トレード移籍の飯田も打たれた。2日には青柳を今季初先発させる予定だが、投げてみないとわからない。
だからこそ昨季チームトップの12勝を挙げた秋山は、メッセンジャーとともに投手陣の柱として計算したい投手なのだが…。
今季ここまで5勝10敗。6月30日にリフレッシュを兼ね、1度目の抹消。復活を期待したが、再昇格した7月20日のDeNA戦(横浜)で4回6失点。一旦投げ抹消され、8月9日に昇格も、以降3試合で0勝2敗。そして、この日も…。
チームで最後に先発投手に白星がついたのは8月22日の中日戦(ナゴヤドーム)。打線が低迷する中で先発陣は好投しても白星がつかない厳しい戦いを強いられている。
3連敗で借金9、4位。いまは投手陣がなんとか踏ん張らないといけない状況で“2本柱”の3度目の抹消という危機を、どう乗り越えるか-。反攻を期す9月。虎が正念場に立たされた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000017-sanspo-base
みんなのコメント
同様に10あるのは他球団見ても横浜の嶺井と楽天の嶋しかいない。他はそこまで借金がないというか下位チームでも貯金がある。横浜は伊藤を併用して対策しようとしてる。阪神は?ピッチャー陣だけのせいにするのはお門違い。
トレード相手の榎田が先発してあれだけ活躍してるんだし、少しは考えても良いんではないかと。