第100回全国高校野球選手権大会で金足農を秋田県勢103年ぶりの準優勝に導いたエース、吉田輝星(こうせい)投手(3年)。吉田は甲子園から秋田市内の母校に凱旋した22日、報道陣の取材に応じ、「(進路については)全く考えていない。
いずれはプロ野球選手になって活躍したい」と話し、「好きなチームは?」と聞かれると、「巨人です」と即答。「巨人に行きたいか?」と念を押されると、「はい、行きたいです」と無邪気に答えた。
これに仰天したのが日本高校野球連盟。「ドラフト制度があるわけですから、選手たちには、仮にプロ志望届を提出した後であっても、特定の球団名を言うのはダメだと、
各都道府県連盟を通じて通達しています。球団ではなく、“プロ野球”というひとつの会社に就職するものと認識しています」(竹中雅彦事務局長)という大義名分があるからだ。
同事務局長は「吉田君はU18アジア選手権(9月、宮崎)の日本代表に選ばれていて、今月25日から合宿も始まりますから、そこで注意しようとは思っています」と明言。
もっとも、きつくお灸を据えるつもりはない。「今回は報道陣に乗せられた面もあって、思わず好きな球団を口にしてしまったと把握しています。急に注目され慣れていないところもあるでしょう。怒るつもりはありません」と理解を示す。
一気にスターダムにのし上がり、周囲のヒートアップに付いていけていない吉田の事情を考慮した、粋な“大岡裁き”といったところか。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00000015-ykf-spo
みんなのコメント