<テニス:全米オープン>◇3日(日本時間4日)◇ニューヨーク◇男子シングルス4回戦世界19位の錦織圭(28=日清食品)が2年ぶり3度目のベスト8に進出した。同34位のコールシュライバー(ドイツ)に、6-3、6-2、7-5の2時間16分で勝ち、「本当にうれしい。暑くて集中力を保つのが大変だった中で、3セットで勝てた」と、勝利の瞬間、
コート上でしゃがみ込んだ。準々決勝では、14年全米決勝の再現となる同7位のチリッチ(クロアチア)と対戦する。対戦成績は錦織から8勝6敗。
錦織は、気温35度を超える暑さの中、最初の自分のサービスゲームでブレークポイントを握られた。しかし、それを逃れると、続く第2ゲームで相手のサービスゲームを破り、波に乗った。
第1、2セットともに、1度も自分のサービスゲームを落とさずに2セットを先取した。
しかし、暑さで「久しぶりに、きっついなと思う試合だった」ことが、錦織をむしばんだ。第3セット、5-4リードで自分のサーブだったが、「もうろうとしていた」ことで落とし並ばれた。それでも、気持ちは死んでいなかった。
「暑いながらも、がむしゃらに、次のポイントだけを考えてプレーした」。2ゲームを連取して決着をつけた。
次戦のチリッチとは、ジュニア時代からお互いに鍛錬して勝ち上がってきた。「14年の決勝を思い出させてくれる。とにかく、また決勝まで進みたい」。14年の雪辱を果たし、再び世界の大舞台に駆け上がる。
この勝利で、暫定の世界ランキングは13位にまで上昇。数字上、55位のミルマン(オーストラリア)に抜かれる可能性は残っているが、10日発表予定の最新世界ランクで13位以上はほぼ確定となった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180904-00319651-nksports-spo
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