【球界ここだけの話】日本人に負けない、男気あふれる助っ人だった。阪神・ウィリン・ロサリオ内野手(29)が11日、大阪空港から母国・ドミニカ共和国へ帰国の途に就いた。タテジマ戦士として戦った1年目を振り返り、虎残留を熱望した。
「今年はチームとしても私としてもうまくいかなかったけど、来年は必ずやってやるという気持ちはある」
今季は打率・242、8本塁打、40打点。球団新助っ人史上最高の年俸3億4000万円で加入したが、大きく期待を裏切る結果に。このまま退団となる見通しだが、本人は来季も残留を熱望。チームやファン、そして故郷を思う気持ちはグラウンド外でもあふれていた。
「ドミニカ共和国へ送ります! 捨てるものがあればください!」
クラブハウスの、とある段ボール箱に書かれたメッセージ。中身は野球道具でいっぱいだ。ロサリオが母国・ドミニカ共和国の野球少年へ道具を送るために「要らない道具があれば、お願いします」と開始した慈善活動。春の沖縄キャンプから帰ってきたタイミングでスタートさせた。
6月に2軍降格してからもR砲は活動を継続。触発されたディエゴ・モレノ投手(31)も「俺もやる」と同じく活動を始め、鳴尾浜の寮内にも段ボールが設置された。
多いときには4箱がいっぱいになることも。球団関係者は「靴とか着なくなったウエアとかが多いです。靴が喜んでもらえるみたい」と目を細めた。
ロサリオは7月の西日本豪雨で、被災者支援のために個人で100万円を寄付。「家をなくされた方もたくさんいると思う。
私の国でもそういうことがいっぱいあるので、必要な人のために自分も助けたいという思いを持っていた」と思いを明かしていた。
「(来季も阪神に)戻ってこられたときは全力でやりたい」
胸に秘める思いは人一倍強い。必死にトレーニングを重ね、声がかかるのを待つ。(竹村岳)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000604-sanspo-base
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