(セ・リーグ、巨人3-1阪神、17回戦、巨人11勝6敗、8日、東京D)またか…。1球の怖さを何度味わったら、学ぶのか。一回。先発・才木はトントンと二死をとったものの、マギー&岡本の連打のち、阿部にドカーンッ!! 金本監督の血管は浮き上がっていた。
「前回と同じだわね。中日戦か。二死で(走者が)2人いて、インコースに構えて、逆球の甘い(球)…。同じミスだわね、明らかに」
致命的な3失点。指揮官の頭の中で、1日の中日戦(ナゴヤドーム)で高橋に浴びた3ランがすぐにフラッシュバックした。しかも、阿部にとってはこれが本塁打を放つ通算227人目の投手。宿敵の主砲が虎将を抜き、単独2位に浮上。何と皮肉なことか…。
香田投手コーチも「毎回、同じ形で失点している。チームにどれだけ迷惑を掛けているか、考えないといけない。そう何回もチャンスはもらえない」と口をとがらせた。
二回以降立ち直り、チームの先発投手としては11試合ぶりに6回を投げたものの、繰り返されるパターンに首脳陣の評価は手厳しかった。
金本監督は「一塁、空いているんだしね。無理して…。ボールでいいんだから。ま、若さでしょうけどね。技術(的な課題)もあるし、若さもあるし」と語気を強めた。ここからは6連戦が続き、秋にかけて日程はさらに過密になる。才木にその一角を任せている。だから、同じ轍を踏むことが許せなかった。
自身に白星がつけば、球団では1967年の江夏豊以来、51年ぶりの10代でシーズン巨人戦2勝目の快挙でもあった。それを逃した才木は「甘く入った直球を狙い打たれてしまいました。もったいない登板になってしまいました」と猛省。次は正念場。若虎の意識の高さが試される。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180809-00000022-sanspo-base
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