阪神の谷本修球団本部長は26日、セ・リーグ連盟からダブルヘッダー開催の打診を受けたことを明かした。この日、甲子園球場で予定されていたDeNA戦がグラウンドコンディション不良で中止となり、
順位決定の期限となる10月11日まで空き日が1試合となったため。甲子園でのダブルヘッダー開催は1989年10月15日以来、29年ぶりとなるため、実施方法などを慎重に検討していく方針だ。
ひっ迫した試合日程が、“禁断の扉”を開かせた。DeNA戦が午後4時の開門を前に中止が決定。その直後、セ・リーグから阪神に対し、
ダブルヘッダーの開催を打診された。谷本球団本部長は「セ・リーグから連絡がありました。営業の担当が検討していくことになると思います」と明かした。
甲子園でダブルヘッダーが開催されれば、1989年10月15日・大洋戦以来、29年ぶりとなる。14連戦の初戦で今季19度目の中止となり、既に10月9日までびっしりと試合が組まれていることから、振り替えは同10日以降になる見通しだ。
順位決定の期限となる同11日まで試合が組まれていない空き日はわずか1日。日本の南部には大型で非常に強い台風24号が停滞しており、
来週にかけて本州を直撃する恐れが出てきている。さらに中止試合が増えることも予想されており、期限までに143試合を完全消化し、順位を決定するための打診とみられる。
ただ阪神はシーズン中から甲子園でダブルヘッダーの開催は困難と訴え続けてきた。セ・リーグのアグリーメントに記載されているルールでは、
第1試合終了から20分後に第2試合を始めなければならない。満員となれば4万6000人前後の人間が一気に入れ替えに向けて動くだけに、危険に対して配慮する必要もある。
仮に観客を入れ替えないにしても、相手チームが違う“変則ダブルヘッダー”となった場合、練習場所の確保や「応援団の入れ替えについても20分でできるのか。そのあたりも検討していかないといけない」と谷本本部長は課題を指摘する。
既に発表されている日程では移動ゲームの絡みもあるため、これ以上の変更はできない。現時点で可能性が高いとされているのが10月1日に甲子園で予定されているDeNA戦が中止となった場合、ダブルヘッダーとして同10、11日の空き日に実施する案だ。
チームにとっても8連戦を戦い抜いた上で、最後の最後にダブルヘッダーが待ち受ける。苦しい戦いを強いられることは、間違いない。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000020-dal-base
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