サガン鳥栖は10日に、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの加入を発表した。5月には同代表でロシアW杯にも出場したMFアンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸入りを果たした。相次ぐ大物選手の加入に韓国紙『スポーツソウル』は、「Jリーグのスターマーケティングが本格化した」と言及している。
1984年生まれの同い年であるイニエスタとF・トーレスの加入は、日本のみならず、世界中で大きな話題を呼んでいる。中国リーグやアメリカのメジャーリーグサッカーといった候補がありながらも、最終的に日本を選んだスペインの2選手。しかし、『スポーツソウル』は2選手の選択を懐疑的な目で見ているようだ。
「鳥栖は降格圏に沈み、神戸も上位進出に課題を残している。その中で2選手が移籍を決断したのは決して容易ではない」とし、「鳥栖、神戸のどちらも来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場も不透明だ」
一方で同紙は、Jリーグが最近こういった世界的な選手たちの移籍に積極性を見せる理由を分析。Jリーグが「2016年にイギリスのパフォームグループとの間で巨額の放映権を結んだこと」を挙げた。「Jリーグは10年間で合計2100億円の放映権を締結した。
そのため、Jリーグクラブは財政的な余裕があり、本格的にスターマーケティングの展開を始動させた」とその要因を説明している。
続けて、「そのスター選手加入は早くも効果を得ている」と分析し、「イニエスタのJリーグデビュー戦となる試合には、すでに1カ月半前からチケット全席が売り切れになっている。来たる11月10日のヴィッセル神戸とサガン鳥栖の試合は、イニエスタとトーレスが対決するというだけあって、すでにかなりの関心を集めている」と、大物選手加入の効果に言及。
イニエスタとF・トーレスの選択には懐疑的な目を向けながらも、最終的にはこのマーケティングによって「確実にJリーグの認知度は高まっている」と称賛の言葉を送っている。
GOAL
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180712-00000006-goal-socc
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