延長十回、同点とされ、なおも2死二、三塁。打球が三塁線を抜けて激戦に終止符が打たれると、上野は天を仰いだ。「(野手が)点を取ってくれたのに申し訳ない」。1日2試合、計16回3分の2を1人で投げた日本のエースが、最後は力尽きた。
3位決定戦終了の約3時間半後に始まった決勝。甘い球を力強く振り抜く米国打線に手を焼いた。2点リードの三回2死一、二塁では5番打者に外角の115キロを捉えられ、ライナーの右越え3ラン。一振りで試合をひっくり返された。
四回以降は球の切れや制球力が増した。だが延長十回、打線が2点を勝ち越した直後に4長短打を浴びて3失点。計11三振を奪いながらも踏ん張れず、36歳は「年をとったな」と自らを責めた。
上野に次ぐ存在の藤田は前日の米国戦で135球で完投したばかり。若手の浜村と勝股は経験が浅く、自国開催の大会で優勝を狙うためには上野に連投させざるを得なかった。5投手でつないだ米国とは対照的に「エース頼み」という課題が浮き彫りとなった形だ。
上野は「若い投手と継投しながら試合を作っていかないといけない」と振り返りつつ、前を向いた。「(2020年の)五輪が次の勝負になる。リベンジできたらいい」。苦い薬が今後への糧となる。【細谷拓海】
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180813-00000001-mai-spo
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