プロ野球で球団初のセ・リーグ3連覇に向けて首位を走っている広島東洋カープの新井貴浩内野手(41)が5日、今季限りでの現役引退を表明した。新井は同日、広島市のマツダスタジアム内で記者会見を開き「若手が力をつけているカープの今後を考え、今年が良いのではないかと考えた。大歓声をもらえる中で(ファンを)喜ばせてあげることができていない」などと理由を語った。
今季は3月に左足ふくらはぎを痛めて14年ぶりに開幕1軍から外れ、5月初旬に戦列に復帰した。5月23日には今季第1号を放つなど要所で活躍も見せたが、主に代打で出場し、49試合で打率2割2分2厘、本塁打4、打点20と成績は芳しくなかった。
新井は広島市出身。1999年に駒沢大からドラフト6位で広島に入団し、2005年に43本塁打を放って本塁打王に輝くなど球界を代表するスラッガーに成長した。
08年にはフリーエージェント権を行使して阪神に移籍し、11年に打点王を獲得。15年に古巣に復帰すると、16年には通算2000安打を達成するとともにリーグMVPに選ばれる活躍で25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
通算成績は打率2割7分8厘、319本塁打、1299打点(4日終了時点)。【田中将隆】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000038-mai-base
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